鍋島 New Moon 2020'
2020.11製造
鍋島32本目
まずはじめに、今年のIWC2020のSAKE部門、大吟醸の部において、鍋島の大吟醸がゴールドメダルを獲得しました!!拍手〜!!
はい、気を取り直しレビューです。
今年は3本目のニュームーン笑笑!どんだけ鍋島バカなんですか?というコメントも聞こえてきそうな今日この頃。3本目のニュームーンは「ニュームーン2020」の登場です。前回の熟成ニュームーンと比べてピチピチの新酒の鍋ちゃんはいかにっ!?酒屋さんに寄せられた富久千代酒蔵さんの今年のニュームーンのコメントも併せてお届けします。
開栓です。ポンっ!!と軽快な音を立てて栓が開きます♪立香はフルフルフレッシュな吟醸香っ!期待を胸に含みます…あー…違うわ。サラッとした口あたりからのチョイガス感。吟醸香と満月の月光ような柔らかい輪郭の甘味とまろやかさが感じられます。中盤は酸味が少し出てくるのと同時に鍋島らしい辛味もピリリ。喉を通すとカッと辛苦味。全体的に普段の鍋島より甘口よりですがキレは良く、いつもの鍋島らしさは健在の素晴らしい冬の一本となっております。
熟成ニュームーンとの違いは「軽やかさ」でしょう。熟成ニュームーンは味わいが濃くなりしっかりとした熟成感が感じられ、個性あるお酒に仕上がってましたが、いかんせん、味わいが重く飲み疲れてしまいます。対してニュームーン2020は新酒らしいフレッシュ感とスッキリとした甘酸味とあいまった軽い口あたりでバンバンいけちゃいます。例えるなら大トロと赤身といったところでしょうか。
さて、ここでいつもお世話になっています新潟の酒のかどやさんに富久千代酒造さんから寄せられたニュームーンの案内を転載いたします。
「今年の原料米である富山県なんと農協産の雄山錦(おやまにしき)は昨年に比べると粒も揃い非常に良い出来です。
ですから酒造りに於いても原料処理が安定しており麹の出来もとても良いです。
一般的に今年の早生系の酒米は、やや溶けやすいと言われておりましたが、弊社では今年は掛米を締め気味に吸水させ、粕を多めに出し、甘重くならない綺麗な純米吟醸を目指しました。
酵母は1801号を使用した華やかな香りとなっています。
味わいは麹の出来が良いのでブドウ糖が多めになっていますが、スムーズな口当たりと鍋島らしいキレの良さは健在です。
瑞々しくフルーティでありながら、口の中でスーっと切れる、鍋島NEW MOONを是非お楽しみください。」
はぁ…やっと熟成と今年のニュームーンを比較レビューできて感無量。これで鍋柱に一歩近づけたかな…。ということで、写真4枚目ですが、娘が鬼滅の善逸を描いて描いてとうるさいので書きました。イラストは久しぶりでしたし、鬼滅は初見でしたが娘も喜んでくれたのでよかったです。善逸が言うわけもないですが、ちょっとイタズラで…
「鍋の呼吸!壱の型!鍋島新月っ!!!」
原料米
雄山錦
酒の種類
無濾過生原酒
テイスト
ボディ:普通 甘辛:普通