而今 特別純米 おりがらみ生 1年熟成
2020.12製造
【もったいなくて飲めなかったお酒シリーズ No.4】
■飲めなかったワケ
単純に一年に一回手に入るか否かのお酒なので…。
■期待すること
而今自体が初体験なので、なにを期待していいのかがわからないことに期待笑
気をつけっ!!礼っ!!
まさに直立不動からの敬礼でお迎えするなんとも神々しいお酒を今宵は初体験でありますっ!!而今との出会いは去年の1月3日に遡り、嫁氏の実家に帰省した際の酒屋パトロールにてゲッツしたやつであります。ゲット以来一升瓶ということとレア度も相まって、飲む機を逸していたお酒であります。
本日の開栓に伴い、準備は万端にしました。取り分け保存用の瓶と蓋は煮沸殺菌を実施、冷蔵庫の空きも確保!家事もシッカリと手伝った(ココ結構大事)うえでの開栓。
まずは取り分けです。注ぎ込み中に瓶を倒すとマズいので次女に保持を依頼、そしてお酒はシッカリと瓶の口付近まで注ぎ込み空気の量を極限まで減らしました。4号瓶で2本と一升瓶にちょっと余りましたので、一升瓶の方でレビューいきます!!突撃ぃぃい!!
【スペック】
○使用米
掛米:五百万石 80%
麹米:山田錦 20%
○精米歩合
60%
○アルコール度数
16度
【味わい】
○温度帯
花冷え→熱燗〜人肌
○香り
お米、グレープフルーツ、ちょいアル感。
○含み
香りは?でしたがここらが而今ワールドのはじまりなのか。なめらかな口あたりから広がるお米の香りとグレープフルーツや少しパイナップル感あるまろやかな甘酸味。これらはいずれも特別純米らしからぬ味わい。なんじゃこりゃ笑
○中盤
喉の奥で広がるグレープフルーツ、パイナップルのような果実香が素晴らしい。チラチラする甘酸味は控えめながらも繊細です。
○余韻
優しい苦酸味がフワリと香り、まろやかな甘味とともにシルキーにやさしくキレ。これは本当に特別純米酒なのか。
【燗】
甘味が増しますが、アル感がでてきて、フルーティさは消え、フレッシュさも失われていしまっていますね。温めるとしても人肌あたりまで…というのが個人的見解です。
★総評
冷やして飲むと他の特別純米酒を無双してしまう味わいの良さ。甘酸味のバランスの素晴らしさ、グレープフルーツやパイナップルのようなフルーティな香り、味わいの透明感、どれをとっても特別純米酒とは思えない味わい。これがまさに「而今ワールド」なのか!?おいしすぎます ( •̀ω •́ゞ✧ビシッ!!
オススメ温度帯はしっかり冷やして。温めると低い温度帯での素晴らしいフルーティさがなくなってしまい、他の特別純米と同じぐらいの味わいになってしまう印象です。
今宵、ジコン童貞を卒業したワケです。めちゃくちゃ気持ちよかったです。こんなに初体験が気持ちよかったとは…。あのやわらかい膨らみある味わいと、包み込まれるような感触。熟感も相まって初体験の自分はもうトロトロになってしまっております(白目)。
果たして次はいつ出会えるのかは全くわかりませんが、今日の経験と出会いを大切にし、これからの日本酒ライフに生かしていきたいと思います。
写真3枚目は酒屋さん初売り抽選会ににジコン狙いで
並んだ結果の一枚。まさかの「森伊蔵 極上の一滴」
今宵も素晴らしい初体験ライフを。
特定名称
特別純米
酒の種類
生酒
テイスト
ボディ:普通 甘辛:普通