「十水」の銘柄は、江戸時代の後期に灘地方で生みだされた仕込み方法「十水仕込み」から由来する。白米十石に対して十石の水で仕込む方法で、通常の仕込みよりも米の割合が多いため、濃醇でコクのある味に仕上がるのが特徴。十水を醸すのは、1872年に山形で創業した加藤嘉八郎酒造。広島の西条、神戸の灘とともに東北の小灘といわれる酒どころに蔵をかまえ、最上川などの豊富な伏流水と庄内でとれた酒米を使用。酒造が独自で開発したOSタンクをつかうことで、十水仕込みを可能にしているそう。もともと淡麗辛口の「大山」が主流銘柄だった加藤嘉八郎酒造にとって、甘味のある「大山 特別純米酒 十水」は新たな挑戦。吟醸香とふくよかな味わいが特徴で、濃い味の豚の角煮や洋食などにあわせても飲みやすい純米酒だ。「全国燗酒コンテスト2020 プレミアム燗酒部門」では最高金賞をはじめ、国内外でも評価の高い1本。
十水のクチコミ・評価
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十水の銘柄一覧
銘柄 |
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十水 特別純米酒 |
十水の酒蔵情報
名称 | 加藤嘉八郎酒造 |
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特徴 | 山形県鶴岡市の大山は江戸時代初期から本格的な酒造りが行われ、最盛期には50軒以上の酒蔵が並び、「東北の小灘」と称される銘醸地であった。現在はわずか数軒が残るのみだが、その伝統は今も息づいている。1872(明治5)年に創業した加藤嘉八郎酒造(かとうきはちしゅぞう)の代表銘柄「大山」は、この地を象徴する酒として名付けられた。大山の酒の特徴は淡麗辛口でありながら、しっかりとした旨味を持つ「淡麗旨辛口」である。高い精米技術による透明感と味の深さが調和しており、いまだ銘醸地としての誇りを感じさせる酒質となっている。酒造りの特徴の一つは、独自開発の醸造装置にある。日本初の自動櫂入れ装置や発酵装置、製麹装置を導入し、精度の高い酒造りを実現した。これらの装置は他の酒蔵にも採用されており、その効果は広く認められている。機械化によって労力を軽減する一方、人間の感性を活かし、麹や醪との対話を重視してリアルタイムで発酵を管理している。気品ある吟醸香、キレの良さ、調和の取れた美しさを追求し、伝統を守りながらも進化を続ける酒造りを実践している。 |
酒蔵 イラスト |
![]() (加藤忠一氏描画) |
銘柄 | 大山 飛切 十水 吟雅凛匠 吟麗貴一本 ため息といき 大希望 愛のすず風 ささの舞 |
HP | 酒蔵ホームページはこちら |
所在地 | 山形県鶴岡市大山3丁目1−38 |
地図 |
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