◎発泡の十水 特別純米酒 1760円(税込)2024年2月時点
一度火入れをした後、シャンパンと同じく瓶内二次発酵でつくられたスパークリング日本酒。開栓初日は、十水の甘さとガス感が国の中にじゅわ〜と広がる。ガスが口の中で弾けながら、甘みの余韻が残るタイプ。フルーティな甘さもありつつ、ベタつく(※)と感じる人もいるかもしれない。七賢のスパークリングよりも甘い印象。とはいえ、甘すぎるということもないと思う。適度なガスが甘さをマスキングしてくれる。
※発泡タイプのお酒を造るための製法『瓶内二次発酵』には、醪(もろみ)に糖分が必要です。
→糖分由来の甘さで、淡麗が好みの方はもうしばらく発酵させて夏に飲むのがいいかもしれない。
◎コスパ(★3.9の理由)
昨年(2023年)まで1650円(税込)だったので、やや価格的には微妙なところ。というのも、こちらの加藤嘉八郎酒造さんが醸す『⚪︎嘉大山1760円(税込)』が同じ価格なのに異次元の美味しさだから。
◎総評
甘めでフルーティかつ、ガス感のある日本酒としては好印象。
とはいえ、甘い系の日本酒が好みかどうかによって印象は変わりそう。
特定名称
特別純米
原料米
はえぬき(山形産)
酒の種類
一回火入れ
テイスト
ボディ:普通 甘辛:甘い+1