「燗映えのタフガイ」
島根・板倉酒造・天穏・馨(かおる)・純米吟醸・縁の舞・精米歩合60%・島根k1酵母・無濾過・1火瓶貯蔵・15度
▼出雲杜氏の技法「山陰吟醸造り」。それは精米したお米の、真ん中の心白をより溶かして酒にし、米の外側をより酒粕にしていく手法 ▼これにより精米歩合の数字以上に清らな酒質になるという。そのための技が突き破精三日麹という通常より1日多くかかる麹なんだそうな
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▽上立ち香は割と華やかに、口に含めば香ばしさ、果実感も、と思ったらその後でぐっと押し寄せる苦味の連打。香りからの第一印象とは違う圧力感
▽ガツンと来る系のボディではないが、あれ〜と押し倒されるような津波のような重量感あり、濃厚な甘味・苦味・塩味?。酒っぽいニュアンスあるも基本的には綺麗なのでザ日本酒感に至る手前で着地して生還可能(笑)
▽軽いように見えて重い、重いけど嫌味ではない、嫌味ではないけどパンチはくそ重い、15度の割にはなかなか結構な大人感で、純米吟醸のくせに喧嘩に強い兄ちゃんな感じ(なんのこっちゃ)。山陰吟醸が喧嘩殺法なのか、島根K-1酵母がファイターなのか知らんけど(笑)
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5日目 お燗してみたら重く強かった部分がふわっと無重力に漂うようになり、いい感じで一体感に包まれ争い好まぬ平和ムードに(笑)。いやーこりゃ冷やじゃなくて絶対にお燗がよき。(+0.5up)
特定名称
純米吟醸
原料米
縁の米
酒の種類
一回火入れ
テイスト
ボディ:重い+2 甘辛:普通