山の寿 純米吟醸 雄町 なま
2022.02製造
今宵の1本目は嫁氏が買ってきたお酒。開栓は昨日。ネズミ氏からいただいたみのわとともに飲んでいたんですが、かなーりベロベロになりペロペロしてしまったので、ネズミ氏のレビューに4時間かかってしまいました笑笑
さて、この山の寿ですが、私が苦手な「雄町の低アル酒」なんです笑。この前の御前酒の雄町低アルが見事にハズレた私としてはいい思い出が全くないジャンルですが「百聞は一飲にしかり」ということでチャレンジです。
【スペック】
○使用米
雄町んこ
○精米歩合
麹米:50%
掛米:60%
○アルコール度数
13度
【味わい】
○温度帯
花冷え→熱燗→人肌
○香り
リンゴ、吟醸香。吟醸香の割合がちょっぴり高い印象。フルーティで爽やかな香りに期待大。
○含み
ほんのりガス感から、果実のフルーティな甘味と吟醸香。フレッシュです。
○中盤
ジューシーさがハジける!ほんとピチピチです。そこに甘いお米とリンゴ系のフルーティな香りがミックスされます。
○余韻
13度ということもあり余韻はライトです。そして取り残されるのは援護射撃を受けることができず、取り残され四面楚歌の雄町の旨味たち。状況としてはWW2のダンケルク。
【燗】
○熱燗
ダメだーー!!米の水笑笑。味わいは全て飛んでいってしまいお米の薄いエキスを入れたような水。これは大失敗。
○ぬる燗
あぁ、旨味がグッと出てきましたが、それ以外には特になし。
○人肌
なるほど…お米の香りと旨味は穏やかになり、アルコールのカーーン!という香りもないためスイスイと飲める。
★燗総評
熱燗から人肌まで、アルコール感が表に出ないためスルスルと飲みやすいです。燗初心者という言葉があるかはわかりませんが、燗初心者向けです。しかし各温度帯で軽いどころか味わいがスカスカのため、The燗酒を求める方としては物足りなさはハンパないでしょう。
★総評
わかってた、わかってたんです。やはり微妙でした。
香りから中盤まではフルーティさと雄町のお米感のバランスの良さが素晴らしい。余韻になると雄町の旨味が置いてきぼりになるので変に浮いちゃう印象。
燗するお酒ではないのでしょうが、燗にすると味わいはさらに薄くなってしまい、熱燗では「お米の味がする水」という状態。温度が低くなっていくと味わいに厚みが出てきますが…。
はい、改めて雄町と低アルの組み合わせは好みではないのだなと再確認できたお酒でありました。
以上、ちょっと酷評ですがアル中の戯言なので悪しからず。
今宵もすばらしい低アルライフを。
特定名称
純米吟醸
原料米
雄町
酒の種類
生酒
テイスト
ボディ:普通