光栄菊 月下無頼 純米吟醸 亀の尾65%
山本杜氏の菊鷹時代の骨太で濃醇な新作が出たとのことで試してみた。光栄菊といえば13-14度くらいの低アルで柑橘系っぽいのが多い印象だが、亀の尾で17度、ネーミングの「月下無頼」というのもふるっている。上立ちはフルーティー、ただ今までの光栄菊にはなかった感じで強いて言えばバナナ香。一口目は高アルとは思えないすっきりさで、甘にきめ細かな酸がからみ、非常に良きバランス。温度が上がってくると、たしかにぽってりとしてきて味わいに厚みが出てくるが、「無頼」と名付けるほどのやんちゃさはない。従来同様個性的なアヴァンギャルドな存在であることに変わりはなく、個性の違う酒を揃える際には是非入れたい。他と被ることはまずないだろうから。
特定名称
純米吟醸
原料米
亀の尾
酒の種類
無濾過生原酒
テイスト
ボディ:普通 甘辛:普通