磐城壽 （いわきことぶき）

東北地方に旅しにきました。
初めて福島のお酒です。
福島浪江のお米や麹を山形県に持ち込んで作ったお酒だそうです。
生酒ですし、私好みのお酒です。

米の旨味系。
優しい味わい。

磐城壽の純吟夢の香。
コメも水も福島県にこだわったお酒。

程よく味が濃くこっくりしてて辛い男酒。
とは言え開栓してからしばらくすると色んな味わいが
バランスよく混ざってくる。

重すぎるわけでもなく軽くもない、
味わいも主張しすぎない万能食中酒。
飲み方も選ばずアカガネ同様に常備酒として良い。

磐城寿　生酛仕込み　純米生原酒
2020.04製造
生酛らしい乳酸を感じつつ、
酸味と辛味旨味のバランスは流石。
冷やでも温めてもどちらでも美味しく頂ける。
常備酒としてもお勧め出来る。

磐城壽のアカガネ。
dancyuの魚に合う酒の1番に選ばれたとか。

とにかく冷やかぬる燗が旨い！
いや、ぬる燗が1番旨い。

冷やで飲むよりも柔らかくなり甘味と酸味もたつし、
そのバランスが丁度いい。
確かに魚に合うってのはよくわかる。
でも馬肉にもバッチリです。

震災の事で語られることが多い蔵だけど、
お酒が本当にどの銘柄も旨い。
今流行りの酒質ではないけど、
個人的にはこういう朴訥であくまで
料理やアテの引き立て役の酒が好き。

磐城壽しぼりたて季づくり酒
アル添のにごり酒。

開栓直後は硬くアルコール臭がキツくてウッてなる。
日が経つとどんどん円やかになり甘味苦味渋味酸味が。
最後の方はかなり変化して同じ酒とは思えない旨さに。
アル添とは思えない仕上がり。

磐城寿　赤ラベル　純米原酒
2020.10製造
まろやかな口当たりから、しっかりした
米の旨味を感じる分厚さ。
精米歩合65%とその他醸造米からかな？
後味はしっかり辛口で、いい意味で昔ながらの
味わい。
個人的には温めて頂く方が良い酒だなと思います。

磐城壽　純米吟醸酒　3.11メモリアル酒
ゴールデンスランバです。
映画はゴールデンスランバーと伸ばすんですが、
これは伸ばさないのかぁ、まあいいや！

お米は夢の香を使っています。
3.11から時間が経ってしまいましたが、
店主のご好意で頂きました。
一部の特約店限定なのでレアなお酒ですね。

率直な感想ですがメモリアル酒だから
という訳ではなく純粋に旨い！
やや甘め、お米の旨味と爽快感のある酸味。
今風な仕上がりですが、3.11を風化させない
ために記憶に残るお酒といった感じでしょう！

当時、私は仕事都合で盛岡市に住んでおり、
震災を経験、自社の事業所にも大きな被害が出て、
決して忘れる事はできません。
今後も被災された蔵は特に応援し続けますよ！
磐城寿さん、ぜひ頑張って下さいね！

磐城壽 季づくり酒 しぼりたて生酒

最近は投稿より消費ペースが上回り気味で（飲み過ぎ。笑）、はじめての磐城壽ですがこちらも1ヶ月ぐらい前にいただきました。

おりがらみということで、イキの良いお酒を想像するも開栓は大人しめ。
香りからしてスーッとフレッシュ！果実感はあまりなく、僅かにラムネ感。
含むと…あ、やっぱり発泡感は思ったよりないけど僅かにチリっと！
そして甘ーい！糖度というより、酸味が控えめなせいか、ストレートに甘さがくる感じ！
乳酸感のあるお米の旨味を堪能、すぐさまアルコール感からの苦味でベタつく感じ全くないですね！
これはスッキリ旨し！
この価格でこのフレッシュさを味わえるのは贅沢ですねー。
相変わらずハイペースで空に（笑）

アテは手づくりあん肝で！
まったり脂をスッキリ流してくれました♪

飲み干して数日後に起きた地震でハッ！と。まだまだ復興の最中にいる方々の無事を祈ることしかできない無力さを感じながら…。再び浪江で生まれるお酒も楽しみにしています。

地元のお酒！復興シンボル！
ラベルの印象とは違って、まろやかでふんわりしたフルーティー感がありました。