文化元年(1804)に創業。「九頭龍」は、「石田屋」や「二左衛門」など愛好家から一目置かれるプレミアム日本酒を先駆けてリリースしてきた「黒龍」のセカンドブランドだ。創業200年の節目である2004年に立ち上げた銘柄である。酒蔵の近くを流れる九頭龍川にちなんだのが命名の由来。福井県産米を使用するなど地元の原料にこだわり、上質な日常酒をコンセプトに、冷から燗酒まで幅広い温度帯で楽しめるラインナップが特徴だ。 「黒龍」に比べるとより親しみやすい酒質で、福井名物のへしこや分厚い油揚げを焼いたものなど、ふだんの晩酌のあてによく合う。そして、値段の手頃さも特筆すべき点。「九頭龍 逸品」は4合瓶1100円で買えるなど、どれも驚くほど値段が手頃なのも魅力だが、とりわけ燗酒で旨い「九頭龍 大吟醸」に注目したい。 燗酒用の大吟醸として大々的に売り出した業界初の酒で、じっくり2年熟成させた穏やかな旨みが魅力的。冷酒でも楽しめるが、温めることで奥に秘めていたほのかな吟醸香が立ち上り、旨みがふくよかになる。どっしりした重めの燗酒が苦手な人や、まだ燗酒に親しみがない“燗はじめ”の一本としても推薦したい。(山内聖子)
九頭龍のクチコミ・評価
九頭龍が購入できる通販
黒龍酒造 九頭龍 垂れ口 1800ml : お酒 日本酒 地酒 コクリュウ 季節限定 数量限定 季節限定 うすにごり 新酒 滓がらみ 生酒 生詰め 新酒 フレッシュ 晩酌 家飲み 贈答 お祝 お礼 黒龍 福井 ギフト 贈答 お歳暮 お正月 辰年
1800ml
¥
2,860
楽天市場で購入する
九頭龍の酒蔵情報
名称 | 黒龍酒造 |
---|---|
特徴 | 第26代継体天皇の出身地で、道元が永平寺を開山した福井県。日本三大霊山の一つ白山は、修験場としても有名と、古くから由緒ある土地だ。冬は雪が多く寒いが、越前蟹など海の幸も豊富。住みやすさナンバーワンの県としても知られる。 白山を水源とする九頭竜川の畔、永平寺町で「九頭竜」と「黒龍」の2銘柄を造り、透明感ある酒質で高い人気を誇るのが黒龍酒造だ。仕込み水はもちろん、蔵の近くを流れる九頭竜川の伏流水。創業は1804(文化元)年と、長い歴史を誇るが、進取の気性にも富む。40年前にそれまで鑑評会出品専用だった大吟醸酒を初めて商品化したのが「黒龍 大吟醸 龍」。また、創業者の石田屋二左衛門から名付けた「石田屋」と「二左衛門」がトップブランドだ。 昨秋、その上のブランド「無二」を発売。価格決定を、業界初のオークション、バイヤー入札方式にして、日本酒業界に風穴を開けた。2012~2015年醸造の熟成酒は、想定価格よりも高額で落札され、バイヤーの大きな期待がうかがえる結果に。九頭竜川の古名「黒龍」を酒蔵の顔にしているのは「歴史と伝統を重んじたいから」と蔵元の水野直人さん。 |
酒蔵 イラスト |
(加藤忠一氏描画) |
銘柄 | 黒龍 九頭龍 ESHIKOTO |
HP | 酒蔵ホームページはこちら |
所在地 | 福井県吉田郡永平寺町松岡春日1-38 |
地図 |
|