冩樂 純米吟醸 播州愛山。
含み香は想像より控えめ。
ただラベル通りのエレガントさ。
果実感からのコク。たださっぱり。
超キンキンにして頂くとまさに芸術。
初夏に最高な一本。
値段が高い愛山。
何で愛山が高いのか調べてみた。
1941年、兵庫の農業実験所で誕生。
愛船117と山雄67を交配して作られる。
山田錦と比べても栽培が難しい銘柄。
粒が大きく、背が高い。
当時は剣菱酒造のみが契約栽培、独占使用。
阪神大震災によって剣菱酒造が被災。
十四代の高木酒造が手を差し伸べて
愛山を使用した酒を造る。
高木酒造は次代の日本酒を担う若手に
愛山の使用を許し、他の蔵でも使われる。
酒未来もそうですが、凄いな高木酒造。
心白が大きい酒米で精米すると砕けやすい。
また溶けにくい性質。
技術と時間がお値段に反映されているのですね。