令和しぼりたて 無濾過生酒。
スッキリと感じる柑橘系の吟醸香がします。スルッと引っ掛かりなく入って来てフワッと旨味を膨らませたところでアルコールが顔を出し、いい具合に切れていきます。農口さんのお酒は農口尚彦研究所の初リリースだった本醸造以来になりますが、大きく印象は同じですね。相変わらず御歳からは考えられないくらいのモダンなアル添酒です^ ^
2日目。
雪冷えで一杯。この温度だとさすがに旨味は膨らみませんが、スッキリ爽やかにバランス取れてます。今の季節にもぴったり。ただ、ほんの少し尖った印象が残りますね。ま、今日は味見だけで。
3日目。
甘味と辛味が程よく感じられ、酸と苦味は少なめ。今日はアルコールの主張もなく、中庸なところでバランスが取れています。これで真ん中に芯として旨味があれば良いんですが、些かボリューム不足。ほんの少しスムーズさにも欠けます。2日目と同じくちょっと尖った印象。酒造り70年の名工でありながら過去にとらわれず、モダンな酒造りに挑み続ける姿勢は凄いです。脱帽です。尊敬しています。農口さんの日本酒業界に対する貢献、若手の育成、技の伝承、様々な物語…お酒に纏わる付加価値を評価に反映させたものか?とも考えましたが、やっぱり⭐️はこのお酒に対して思ったままを付けることにします。