春のお酒、まだ寒いけれどコタツでぬくぬくしながら開ける。
「甲子 春酒 香んばし」
プチシュワの美発泡(あえてこの字をあてたい)、ビンの可愛さもプラス要素で幸せな気持ちになる。
もうすぐ春、そして別れと出会いの季節。
私もこの春には職場が変わる。
顔を見れば声を掛け合う人たちがいて、叶えたい目標を共有できていて、この間の危機をたくさんチームで乗り越えてきた安心できる職場。
寂しいなぁ。
コロナさえ無ければ、あの人この人とお酒も交えてお別れが言えるのに。余計に寂しい。
「甲子 香んばし」は、出会いの季節がコンセプトのお酒。
しゅわっと刺激的な新鮮さが、数日経つととろっと甘みを増してまろやかになっていく。初めて、この職場に来た数年前の緊張感や気負いを思い出す。今は、いい感じに慣れた空気で仕事しやすい。
別れを目前に、ほの甘いお酒にぐずぐずと酔っていく。
また、一からチームをつくるのに数年前ほどわくわくしないのは、別れの淋しさが上回ってるから。
おっと、最後に迷惑かけちゃいけないよねと〆切仕事を思い出し、ふわっといい気持ちでメールに返信をし、最後に今までのお礼を添える。
一緒に仕事ができて、嬉しかったです。
相手にもそう思ってもらえる仕事を、できていたかはわからないけれど。一人では何もできなかった。
この数年間に出会った優しい人たちに乾杯。
特定名称
純米大吟醸
原料米
山田錦
テイスト
ボディ:軽い+1 甘辛:甘い+1