屋守 機 仕込み十四号 純米無調整 0.72
製造 2023年10月 開栓 3月21日
静岡行きで立ち寄った愛知の酒屋さん、
エドノナツザケの到着を待つ間、店内徘徊。
冷蔵庫に鎮座するヤモリ、それも4酒類も。
エドの酒のお供に東京モンもエじゃないか。
旅行中につき火入れの四合瓶です。
開栓初日、少し華やかにメロンが香る。
ブドウ糖の甘味に柑橘系の酸味が混じる
爽やかな入りだが、フレッシュ過ぎない
のは瓶燗一回火入れらしいところか。
苦味がじんわりと湧いて来て辛味に変わる。
適度なトロミでゆるりと流し込むと、
渋味を添えた甘味がほんのり残る余韻が
更なる深みを予感させる後口。
お燗にすると少しツンと鼻に来るが、
甘苦がピリッと締まる含みは悪くない。
と、初日で飲み切れば☆4.5でしたが、
徐々に酸の抑えが効かなくなったのか、
日毎に甘味が増し甘ダレが目立つ。
ピークを過ぎると一転、霧が立ち込め、
モヤっとして複雑、ここで酒が切れた。
リピートするなら生酒四合瓶で飲み切るか、
火入れの一升瓶でじっくりその先を楽しむか、
天井のヤモリはどう見ている?
特約店にて 税込1,694円