純米酒 阿波山田錦65 火入 2017BY。
冷やも燗もすごくシュッとしてます。甘辛中庸なバランス。旨味の出方も控えめで、正直ちょっと物足りなさを感じてしまいます。スリム系燗向き酒って感じですかね。今日のところは飛び切りよりも少し温度を下げて熱燗〜上燗くらいが良い感じかな^ ^
4日目。
常温で。枯れてますねー^^; 何という存在の儚さ。上燗でも、本当に静かな暖かみです。基本どの温度帯で飲んでも、クイッとやってしまうと何事もなく終わってしまうお酒。…なんですが、ゆっくり味を確かめていると、だんだん正体が見えてきます。米しか感じない柔らかで控えめな旨味とスッキリし過ぎてて気付かなかった酸。熟成によってコクとか旨味が厚くなったりはしてないけど、圧倒的に円くなってるんだなぁと感じます。角という角を全部キレイに削ぎ落としたらこうなりました、みたいな。うん、まぁ一生懸命探って絞り出した感想ですが^^; 正直もっと手前でいいタイミングがあったと思います。ピークアウトしてる感じ。これ瓶詰は今年の2月になってますが、最近買ったお店では新入荷として売られてました。販売までに更にひと夏越させたということになりますが、その判断はどぉなんやろ?ほぼ同時に2019BYも新入荷として出ていたので、これから飲むならそっちの方が良いんじゃないかと思います。
7日目。
常温で。少しはコクが乗ったかな?口開けよりは芳ばしく感じます。最後はもいちど熱燗。スッキリとした酸。軽いタッチで辛口。旨味はやはり膨らまず…やっぱりピークアウトしてるような。それか、開栓10日目あたりから本領発揮するタイプかなぁ…いずれにしても、私にはちょっと難しいお酒でした。