「梵 純米 55」
まず最初にこの酒蔵さん、ラベルが嫌いでした(笑)。
何というか書けるだけ書いて詰め込んどきました、みたいな宣伝過剰ラベル…。
真ん中にボンッ!つって「梵」の字オンリーの方がなんぼかかっこエエのに。
と、飲むまでは思ってました。
福井の道の駅で購入したヤツで、あんまり期待してなかったのも事実。
ただしこれはスペースエースさんも大好き五百万石、五割五分磨きの55尽くし。
でも香り華やかではない、流行りではない、フルーティーではない、甘旨ではないのナイナイ尽くし(笑)。
ところが!旨いやんけっ!
尖ったところのない落ち着いた甘味、山廃っぽいジワーッとくる乳酸感。
キレもよく、ブ厚くなく落ち着いた米の旨味がすごく心地よく、飲み疲れしないヤツ。
試しにやってみた燗も間違いなし。
あれを思い出しました、雪の茅舎の山廃。
まさにしみじみ呑めば~しみじみと~♪って酒です。
そりゃ肴は炙ったイカでいいでしょ(笑)。
八代亜紀もこんな酒飲んでしみじみしたんだろな~、と思いました。
おわり。