高清水 純米大吟醸 磨き35 (¥1850+税)
秋田酒こまち 精米歩合35%、日本酒度+1、酸度1.7、アルコール15.5度
「スーパーで一番高い日本酒を買ってみたら、予想以上に美味しかった件」
香り:開栓は、熟しすぎバナナと、めっちゃヨーグルト。やや苦手系な匂いですが、アルコール臭はないし、香りのまとまりいいと思います!
華やか系ではなく、ひやおろし的な落ち着いた熟成感があります。グラスに注いで時間が経つと、もともと弱い甘さは消え、しっかりとした樽の匂いに変化。絶妙に劣化臭まではいかない非常に芳醇な香りです。ほのかにバニラもいます。これ系は、むしろ人気酒でありがちな匂いでは?
味わい:入りは硬めの水感、っていうかマジで水。さすが超高精米。
そして転がしていくと、じわじわ~っと酸が出てきたと思ったら、一気に広がります。基本はお米系の酸ですが、フルーティー感もちゃんとあります。ピークではしっかり主張してきますが、くどさは感じません。
酸を味わってると、気付かないうちに旨みもすんごい出てます。旨みが酸を包んでいて、まる~くまとまった綺麗~な旨酸水感。甘さは少なめですが、優しいお米味に溶け込んだ甘さは、さりげなくバランスとってますね。苦みもほぼなくストレスなしっす。
そして、引っ掛かりなくする~っと喉を通っていき、まずはヨーグルトがふわ~っと。同時にほのかな柑橘っぽい苦みと辛さがピリッときて、すぐにス━━━っと引いていきます。裏ラベルにある「スパイシー」は、多分このことかなって思いますね。
余韻は、心地よい辛さと、ちゃんと高精米純大って感じの丁寧なラストで、アルコール感もなしっす。
ということで初高清水は、とりあえずハズレじゃなくて良かった~笑。むしろクオリティは高いと思います!★3.5
二日目。
ラストに酸辛ビシッときますが、いや、悪くないっす!そして評価すべき点は、酒感がアップしてるのに、アルコール感は出てないってこと。素晴らしいじゃないすか!
ちなみに、瓶にかけられたPOPに「魚介の味を引き立てる ちょっと贅沢な食中酒」とあるので、本日はカキフライ 笑。
ん~ん?悪くはないんですけど、明らかにお酒が勝ちすぎ。私的には肉の方が合うと思うな~。
三日目。
相変わらず、アルコール臭もアルコール感もないな~、スゲ~!
味わいは三日目ピークっぽい。特に酸がめっちゃ馴染んで、よりまる~い口当たりに。ややドライで芳醇なお米感は、ブドウとかワインを思わせます。
ちなみに、本日はトマト煮込みハンバーグ。やっぱりな、絶対肉ですって!めっちゃ合うじゃん!