天下錦 特別純米 七号酵母 おりがらみ 1.8
製造 2023年4月 開栓 5月14日
天下錦 特別純米 七号酵母 生原酒 1.8
製造 2023年4月 開栓 7月15日
同じ酵母の生酒、滓がらみと滓引きしたものです。
蔵の製造規模からおそらく同じ上槽のものと思われます。
瓶詰めも同時期ですが、
生原酒はうちの冷蔵庫でしばらく寝ていて、開栓は2ヶ月後になりました。
開栓音はどちらも程々。
滓がらみはメロンのクリームソーダの香り、
生原酒は微かにパインバニラを感じましたが、どちらも控えめなお出迎え。
七号らしく酸がベースですが、滓がらみは当然ですがガス感が辛味を引き立て、生原酒は苦味を伴った甘味が優勢です。
共に穏やかにキレ、苦味のお釣りも心地よい。
その後の変化はやはり滓がらみの方が起伏の激しいものでした。
1週間後、急激に甘みが増し増しトロピカル。
食中には厳しくなりしばらく置いてみることに。
さらに10日、甘々はかなり落ち着くが、同時に味の輪郭もぼやけてきました。
生原酒の方が滓がらみよりは安定していますが、2週間後辺りから熟成感が出始め、こちらも同様にぼんやりした味わいに。
旨味はどちらもしっかり感じられ、残りはお燗メインで飲み切りました。
その前の特別本醸造の火入れが秀抜の出来だったので、少し物足りなさも感じました。
特別純米は過去にも生より火入れの方が好印象。
生はやっぱり短期飲み切り向けかなあ。
秋のひやおろしに期待しましょう。
以下、言い訳です(笑)。
いつ何がリリースされるか分からない天下錦。
180日醪や203日醪なるヘンタイ商品が出る所以については知る人ぞ知る、です。
5月も初夏を感じさせる陽気となり、そろそろ火入れが出る頃かしらん? と特約店にアンテナを張りました。
「入りましたよ! しかも2種類」
てっきり火入れの七号酵母と三重酵母の2種と思いこんで特約店へ。
まさかの七号生酒の滓とスッキリ、おっとっと。
四合瓶で持ち帰るか、火入れを待とうかと「う〜ん‥‥」。
ここは飲んで応援、何より次が?なのでダブル一升となりました。
案の定、その後火入が出たようです。
それでもやっぱり、造ってくれるだけでありがたい。
「羽根さ〜ん、羽○屋よりアイシテま〜す」
裏ラベルは丁寧に張りましょうね。
特約店にて いずれも税込 3,300円