風の森 秋津穂 657 真中採り
2020.10製造
皆さん、お久しぶりです。そして久しぶりの風の森、久しぶりの奈良酒となります。ネットサーフィンしながら全国の酒屋さんのサイトを見ていると風の森の真中採りが入荷しはじめてるとのことだったので、クルマを走らせて10分、鳳凰美田や王禄でいつもお世話になっている久山酒店さんに。お邪魔しまーーす!と、風の森コーナーに行くと…あるある!秋津穂の真中採り!鳳凰美田の碧判とともにお持ち帰り!やったね!!
今夜の晩ご飯は嫁と共同戦線で、嫁はトマトソースのペンネとタマゴスープ、私はホウレンとハムのキュシュを担当しました。そして料理に合わせるのは風の森。そうそう、この秋津穂65真中、いつもはアルコール度数14度くらい?だったですが、16度に設計を変更しているらしいです。
まずはキュシュを…うん、タマゴのまろやかさとハムの旨味、チーズの旨味がすごく調和してます。ホウレン草が後味をサッパリと流してくれ、我ながら満足の出来。子供たちも美味しそうに食べてくれました。
さて、風の森を…。香りはいつものように濃厚なバナナぁ…です。含むと定番の微炭酸、飴菓子のような甘い香り…とここまではいつもの風の森。がしかし、ここから16度に設計変更された違いが顔を出してきます。いつもならスッキリとした感じで喉を通した後も軽やかにキレていきますが、フレッシュさを残しながらもしっかりと腰を据えたドッシリとした辛味が中盤を支配します。それから喉を通すと、カッと辛味からのしっかりと舌の上に苦味。余韻はのそフレッシュな苦味を残しつつジュンワリとフェードアウト。
いままでは風の森はシャンパン感覚で軽〜くいただく…というようなお酒でしたが、アルコール度数が16度になることによって味わい全体に重厚感が増したようです。賛否あると思いますが、私はアリかなと。大好きな風の森が、更に一対一で向き合えるお酒になったと思います。
いつもの風の森とは違う風の森。今宵出会えたことに感謝。そして、その作り手の方、運んでくれる方々、このお酒に関わる全ての人に感謝。
原料米
秋津穂
酒の種類
無濾過生原酒
テイスト
ボディ:普通 甘辛:普通