旬のもので飲むシリーズ、牡蠣の季節が終わる前に熱燗に合う汁物をつくる。
ごまは魔法のアイテム、我が家に「白いりごま(皮付き)・白すりごま・白練りごま」の3点セットは必須。
牡蠣と水菜と厚揚げを小さめに切ったものを入れた、気持ち薄めのお味噌汁を作る。そこに練りごまを味を見ながら入れる。4人分に大さじ2~3ぐらい。たくさん入れれば濃厚になる。最後にすりごまを好きなだけ。柚子の皮を散らすと高級感も出る。
普段のほうれん草と豆腐の味噌汁とか、オクラと薄揚げの味噌汁にも「練りごま&すりごまのちょい足し」で濃厚な汁物になるので冬にオススメ。
牡蠣を入れると、まさに冬のあったかい贅沢、という感じがして好き。
お燗にハマって、酒屋で「お燗にするのにオススメは?」と聴いたら「睡龍 純米酒」が出てきたので買う。冷やして売ってたので、冷たいのとお燗と飲み比べられる。
冷やすとすっきり喉を流れていく爽快感もあるけれど、お燗にするとどっしり日本酒らしい濃さでアピールしてくる。そこから冷めていくと、まるい穏やかな味になっていく。
温度変化、面白い。
そう言えば、おちょこに燗酒を注ぎあって、ぷっくりした牡蠣の残りを譲りあって食べたのはちょっと前のこと。なのに、果てしなく遠く思える。
愛情の適温がわからず、そもそも温めたらダメなお酒だったかもしれず。
心地よく酔っていた日々を思い出しては辛くなり。
立春は過ぎたのに、テレビの画面には大雪。
1人の寒さの方が、2人でいるのに寒いよりマシ、と今日も飲んでます。
特定名称
特別純米
酒の種類
一回火入れ
テイスト
ボディ:普通 甘辛:辛い+1