酒一筋 番外酒(火入れ)
酒店で1升ビンを税込¥2,035で購入しました(冷蔵保存されてました)。赤盤雄町の「等外米」を使用した、純米酒規格の日本酒です。製造年月日が2019年5月なので、1年9ヶ月お店の冷蔵庫で寝かされてたってことですね(*´o`)Zzz。1、5日目は冷酒で、2~4日目は燗で飲みました。
1日目:開栓時にガス感はありません。色は透き通った黄白色。
まずは冷酒で。上立香は控え目なブドウに少しのアル臭。含むと若干トロッと感のある舌触り。主役は酸味で、脇役に苦味が居て、チョイ役に甘味・辛味か。この酸苦に甘が加わる感じはカラメルっぽい?(鼻腔にはあまり香らないけど…)飲み下したときの余韻も甘酸苦。赤盤雄町の特徴なのか苦味の効果なのかドッシリ感があり、キレの爽快さよりも味わいと余韻をじっくり楽しむタイプかも。
2、3日目:燗で。含みの酸が少し強まり、喉への刺激がキューッと上がりました。これを苦味が後押し。転がすと苦甘辛が舌を覆う。余韻と鼻腔に上る香りは、酸味の勝ったお米。
4日目:とびきり燗~ぬる燗で。とびきり燗だと苦味多めに少しの辛味。上燗になると酸味が出てきて本領発揮。ぬる燗になると更に苦味が消えます。含みは酸味が優位で、飲み下した瞬間は辛味、余韻でまた酸味。自分の好みは、酸が楽しめるぬる燗かな♪(*´-`)
5日目:冷酒で。含むと酸からの苦味・渋味。飲み下すと喉にカッと辛味。余韻に酸と米の旨味。鼻腔にはほんの少しセメ臭も感じるようになりました。苦味・渋味を含んだアル感が舌上の味蕾をキュッと締め、重厚さに繋がっています。この重厚さが、銘柄の「酒一筋」により近いイメージを感じさせます。5日目は3合。自分にしては飲み過ぎました( ´△`)
1升を5日間で飲み切りました。全体イメージは「苦味(渋味)と酸味を楽しめる人向けの食中酒」。単体では重いけど、食中酒としてはコスパも優秀だと思います(コスパが普通だったら3.0評価)。
実は、この酒を購入するのは2回目で、前回は1日目の開封直後にお米の「穀物感」があって、それが気に入ったのですが、今回はこの「穀物感」は居ませんでした( ´△`)ドコイッタ~
特定名称
純米
原料米
赤盤雄町
酒の種類
一回火入れ
テイスト
ボディ:重い+2 甘辛:辛い+1