賀茂金秀、なんだかなつかしい味わいだな。まず最初に口に含むと、まろやかで温かみのある感じが広がる。これぞまさに日本酒の王道ってやつだ。
旨みがじんわりと広がるんだけど、ほどよい甘みがぶどうとりんごっぽい感じで微笑ましい。でもって、その後にじんわりと来る柑橘の酸味と苦味が、なんとも言えないキレをもたらしてくれる。これがまた、口の中に余韻を残してくれて、いい感じだ。
金光秀起ってやつの技術ってすごいよな。この日本酒度+9の辛口なのに、どこか懐かしくて、でも洗練されていて。一口飲むたびに、昔懐かしい味わいと新しさが同居している感じがする。これからの展開も楽しみだな。知的で洗練された味わい、これが50代の男の楽しみかもしれない。
原材料:雄町・八反錦
精米歩合:50%・60%
アルコール度数:16度
産地:広島県 金光酒造
原料米
雄町
テイスト
ボディ:重い+1 甘辛:辛い+1