宮寒梅 純米吟醸 1.8
製造 2023年 開栓 7月3日
何と初めての宮寒梅です。
避けていた訳ではなく取扱店が無いんです。
行動範囲で手に入る宮城酒は萩の鶴、伯楽星、墨廼江、浦霞、阿部勘‥‥あたり。
酒屋で「うーん‥‥」して手に取るのが好きなので、余計ご縁が無い。
最初に何を飲む?
先ずは当レビューを参考にと。
何と大吟醸の多い事、しかも純米大吟醸。
3年に一回、箱入りで頂くモノだぞ。
「磨き芸」が命の西の方のお酒の次くらい多い?
続いて、名前が結構長い。
日産セドリック 4ドアハードトップV30ツインカムターボグランツーリスモアルティマほどじゃないけど、日本酒としては長い。
フツーの純米や純米吟醸のレビューがなかなか出てこない、おっと、宮寒梅は純吟以上でしたね。
ここから読み取れるのは、
・お手頃価格
・季節酒や限定品がよく出る
・米へのこだわりが強い
・リピーターやファンが多い
夏酒真っ盛りだが通年商品(スタンダードクラスですか)から、「たのも〜ぅ」。
開栓音はポンっと威勢がいい。
想像よりはずっと控えめなメロンバナナの香りでお出迎え。
フレッシュ、綺麗、そして
酸味が隠し味のように軽さを演出する。
苦味を伴う余韻も心地よい後口。
十分華やかですが決して下品ではない絶妙なバランス、「旨い」より「美味しい」お酒です。
敢えて言えば、甘味が相対的に際立ち食中には向かないかな。アテの守備範囲が狭い。
同時進行が愛宕の松本醸造、鶯咲だったので尚更ですが。
開栓後、日に日に香りがパインに、徐々にイソよりカプが顔を出す。
7日目辺りから、何より苦甘が気になるが、イヤーな後口には至らず、躾が良い。
純米吟醸のお手本のようなお酒。
思い浮かんだのが亀泉のCEL19系や東洋美人純吟50、技術の高さを感じます。
これは長いのも試したくなりますね。
こりゃ思う壺(笑)
「一杯で旨い酒」
何杯目?
仙台の特約店にて 税込 2,970円
点は蔵に敬意を表してお酒と同じく少し甘めに。