川鶴酒造から130周年記念酒「温故」です⭐
行きつけの酒屋さんに全然別のお酒を買いに行ったら在庫残り3本のこちらに出会いまして⭐(元々の目的のお酒のレビューは後日させて頂きますので良ければお付き合い下さい)
川鶴さんのお酒は「讃岐くらうでぃ」が好きで、正に今のような暑い季節によく愛飲している私の一年に必要不可欠なお酒を造って下さる酒造様なんですが❗️
この度130周年という事で(不勉強で酒屋さんに教えてもらうまで存じ上げず)全国限定600本を特約店限定で販売したそうで、今回良いタイミングで手に入れました⭐
ホームページを覗くと、酒米に香川県産山田錦を生酛仕込みにて醸したとあります。
近年見直されている生酛仕込み。私の個人的な感想ですが生酛仕込みのお酒はとにかくコクがあって奥行きが感じられるお酒が多い❗️
淡麗より濃厚な酒質を好み、アッサリよりクセだらけなお酒が好きな私好みのお酒が多い❗️つまり、この時点で当たり酒❗️もうハズレようが無い⭐
さて❗️それでは恒例、まずはグラスで⭐
氷温近くまでキッチリ冷やしたものを頂いたからか、日本酒度-8の甘口にしては重味は無く、なんなら乳酸菌のような酸味の方が目立つ印象です。後味はスッキリ切れながら穏やかな余韻が残りうっすら米の香りが鼻を抜けます。
そこからどんどん室温に近づくにつれ甘味が出てきましたがダレるようなクドさは無く、酸味がベースにあるお陰でどんどん盃が進みます。そこから更に温度を上げ10度前後まで温度が上がると米の旨みが顔を出します❗️かなり、ふくよかで穏やかなテイストで、一つの酒でここまで表現するか⁉️と130年という年月の重みと研鑽し続けた技量に敬服致しました❗️
さて次は陶器で。
グラスで感じたテイスト全てを一段階柔らかくしたような丸みのある口当たりに変化しました❗️
しかしながら陶器で頂いても特筆すべきは、やはりこの酸味❗️
かなり甘いと言われていたので、中華風に味付けした鶏チャーシューで頂いていたのですが正にマリアージュ⭐ごま油や辣油がこの甘さを含んだ酸味にハマり、お酒もツマミも進みました❗️
いやホント満点のお酒です⭐
-1点は数量限定、記念酒の為、今後2度と手に入らないお酒という点です。
川鶴酒造様に最大限の敬愛を込めて、しっかり味わって頂きます⭐
原料米
山田錦
酒の種類
生もと
テイスト
ボディ:普通 甘辛:甘い+1