蔵元の名字も「田中」だが、銘柄は“田んぼの真中”を意味している。酒蔵がある福岡県糸島地区は、昔から酒米の王者「山田錦」の有数な産地として知られている。田園地帯にある酒蔵で、この地で育った「山田錦」を65%に精米して造った酒。それこそが蔵のアイデンティティであり、産地の特性を表現するというコンセプトである。 白糸酒造は全国的に見ても珍しい、木製の槽に、重しは石を使用する「はね木搾り」を行なっている蔵としても知られている。「田中六五」は8代目蔵元・田中克典氏が立ち上げた新しいブランドだ。 バランスのよい「山田錦」特有の旨味をたたえつつ端正な仕上がりは、しっかりと味を出す九州の酒の傾向をよく捉えており、奇をてらわず王道を行く食中酒といった味わいである。(松崎晴雄)
田中六五のクチコミ・評価
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田中六五の銘柄一覧
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田中六五の酒蔵情報
名称 | 白糸酒造 |
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特徴 | 福岡は国内でも早くから稲作が始まった土地で、米作りに適した環境や技術を古くから持つ。とくに福岡市の糸島地区付近は、昼夜の温度差があり稲穂の成長に適しているとして、盛んに栽培されるようになった歴史がある。そこから酒造好適米の王様と言われる「山田錦」の栽培適地の候補に挙がり、やがて全国でも有数の産地に成長した。その糸島地区にある酒蔵である白糸酒造(しらいとしゅぞう)の創業は江戸時代、1855(安政2)年。名勝・白糸の滝から命名された。蔵のあるあたりはかつて天領の地であり、長崎代官所に申し出て酒造りを始めたとされ「はねぎ搾り」という江戸時代には主流であった搾り方を現在も残す全国でも数少ない蔵である。搾りには丸二日かかるとされ、綺麗な酒質にはなるが低効率であり労力が必要となる点から、時代と共に機械での搾りが主流になっていったが、「品質の為にははねぎ搾りが一番良い」という先代からの想いを今でも受け継いでいる。定番銘柄「白糸」は古くから地元地域で愛されている。全国的に知られるのは8代目から新しく誕生した銘柄「田中六十五」だろう。蔵元の名字「田中」だけでなく、まさしく白糸酒造を表現する「田の中にある蔵」で、「糸島産の山田錦のみを用いて、精米歩合65%によって仕上げられた純米酒」という、信念のはっきり伝わる銘柄である。蔵が目指すのはどんな料理にも合う、福岡の定番酒。まるでゼリーのようにつるんと入って、口の中で丸みのある味わいが広がり、喉元を過ぎる時にスッと余韻が広がっていく。その味わいはシンプルながらも糸島への敬愛と感謝が込められている。 |
酒蔵 イラスト |
(蔵元写真撮影+加藤忠一氏描画) |
銘柄 | 白糸 跳木 喜蔵 田中六五 糸島 あいらしか |
HP | 酒蔵ホームページはこちら |
所在地 | 福岡県糸島市本1986 |
地図 |
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