鍋島 特別本醸造 pink label
2020.05
鍋島21本目
「雨が降り続く九州地方。特急列車は豪雨の影響で30分遅れて博多へ出発した。窓を打つ雨の音は激しく、雨量もかなり多いようだ。福岡に近くづくにつれ雨脚は弱まり、ところどころ徐行運転をした特急かもめ28号は博多駅に15分遅れて到着した格好となった。
特急を降りた私は乗り継ぎのための普通列車に走る。乗り継ぎの列車は向かいのホームだ。階段を降りたと思えば今度は駆け上がる。駆け上がっている最中、ふと左右を見ると同じく階段を駆け上がるサラリーマンの人たち。大人の運動会といったところか。走るその先に何があるか。友人?恋人?はたまた愛する家族?それぞれが自分を待つ人のもとに走る。待ってくれている人がいるという安心感と幸福感。
私を待ってる人、家族。待ってる酒、鍋島。」
…なんか感傷的になってしまいキャッチコピーみたいな文を作ってみました笑。
さてさて、本日は意外にはじめて飲む鍋のピンクいヤツです。早速開栓してレビューいきます!!
立香はほぼ無し。含みます…サラリと入ってきました。口当たりはなめらか。味わいは最初にほのかな甘味。めっちゃウマウマ。喉を通すと、ジュンワリまろやかでちょい苦味。苦味は極少量でほぼ感じない程度。余韻は少しアル感ありますが、許容範囲であり、優しい甘味のジュワーンとした長い余韻を楽しめます。
一言で言うと、優しい鍋島。めちゃんこ飲みやすい。味わいの全てにおいてバランスが良く、クセがないため非常に飲みやすい。少し甘口寄りなので、日本酒初心者でも一口飲めばキラメく鍋島ワールドに誘ってくれることでしょう。
鍋島を知らない人のためのファースト鍋島。大切な人とはじめての鍋島にピンクラベル、いかがですか?