鍋島 特別本醸造・特別純米
御宿富久千代の宿泊者用に備え付けられていた市販されていない特本と特純300ml瓶の呑み比べ。まあこのサイズ感が珍しいだけでの備忘投稿だが、今まで特本と特純の呑み比べはしたことがなかったのでやっておいた。
特純は冷えた状態ではとにかくシャープで入りから辛苦だが(以前はもっとジューシーだったような、2日目からは辛甘苦に)、温度が上がるにつれてだんだんとコメ旨が出てくる。温度帯によって味わいの幅があるのでどんな料理にも合わせやすい。特本は最初から甘旨だが、終盤の苦辛で甘を引きづることなくキレる。温度帯が低いとスッキリ甘、だんだんと濃醇になってくるがやはり常温が良い。もともと甘口好きの地元の人向けにつくったようだが、呑み飽きしない後味なので寄り合いなどでも重宝されそう。あと共通して言えるのは、鍋島は火入れでもグラス内に気泡がつくほどフレッシュで封空けはガス感も愉しめる。
特本4.4 特純4.2