「全国新酒鑑評会」では6年連続で金賞受賞場数第一位にある福島県。すっかり吟醸産地として定着した感があるが、若手蔵元の台頭がめざましいことでも評価が高まっている。その中でも今一番の注目株といえるのが、2018年で8造り目を迎える蔵元杜氏・松崎祐行氏だ。 福島県が開発した「夢の香(かおり)」で全国に挑み続け、杜氏就任の年から2018年まで7年連続で金賞受賞をはたしているほか、2017年には「サケ・コンペティション」で後援するダイナースクラブから「若手奨励賞」も受賞している。特定名称の他製品もこの米の特性を活かし、爽やかな味の流れとふくよかな飲み口が調和したところに一貫性が感じられ、「山田錦」を使用したものとは明確に異なる特徴を確立している。(松崎晴雄)
廣戸川のクチコミ・評価
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廣戸川の銘柄一覧
銘柄 |
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純米吟醸 無濾過生原酒原料米:夢の香、精米歩合:50% |
純米 にごり 生酒原料米:夢の香、精米歩合:60% |
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純米 秋あがり精米歩合:65% |
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純米吟醸 雄町原料米:雄町、精米歩合:50%、アルコール度:16% |
廣戸川の酒蔵情報
名称 | 松崎酒造店 |
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特徴 | 松崎酒造は福島県中通りの南部、天栄村にて明治25年に創業した。蔵がある天栄村は、東部に釈迦堂川が流れ、古来より集落があり栄えてきた地域であった。この水を仕込み水として使用する事から、造られているお酒は川の旧名である「廣戸川」と名付けられ、古くから地域の人々に愛されるお酒を醸してきた。だが、2011年に起きた東日本大震災によって、それまで酒造りを担っていた南部杜氏が心労で倒れてしまう。そして、福島県清酒アカデミーを卒業したてで蔵人になって間もない、松崎祐行氏が20代半ばで酒造りを継ぐことになり、若くして6代目杜氏となった。製造は今まで地元向けの普通酒がメインだったが、松崎氏が杜氏になった翌年、初めて仕込んだ「廣戸川 大吟醸」が全国新酒鑑評会で金賞を受賞する快挙を成し遂げた。地域の文化と風土を大事にしたこだわりは「地元の酒」から、全国から注目を集める酒へと革新を遂げている。 |
酒蔵 イラスト |
(立川哲之氏撮影+加藤忠一氏描画) |
銘柄 | 廣戸川 石背 稲華かたり 千紅万紫 |
HP | 酒蔵ホームページはこちら |
所在地 | 福島県岩瀬郡天栄村大字下松本字要谷47-1 |
地図 |
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