Mt.チョウカイ、酒米不明の純米大吟醸。
山形ということで、名前は聞いたことがありますが、初の銘柄。
まずは純米大吟醸なのに四合瓶で1400円程度と言うお手軽さ。
僅かに黄味がかった透明、トロリ感はやや強め。
香りは爽やかな柑橘系と花の香り。
飲み口は米の甘さを感じるものの、甘すぎはせず、穏やかな酸味と旨味が口の中に広がり、辛味を残しつつ上品にフィニッシュ。
辛口を飲み慣れた人には甘口、甘口を飲み慣れた人には普通からやや辛口にあたるかと思います。
山形の日本酒と言えば、大体美味しいのですが、これで1400円台は有り得ないレベルです。
らしさ、と言う面では中々難しいのですが、華やかな香りの中、甘すぎず味の纏りが取れており、非常に高い技術が伺えます。
うーむ、満足。
本日の肴は銀鱈の西京焼きと梅の名が付く某和食チェーンのお惣菜。
西京味噌のような甘い肴だと、辛さが際立ち、後味をすっきりさせてくれます。
甘味の少ない肴だと、心地よい甘さが口の中に広がります。
このスペックをこの値段で出されると、上位グレードがとても気になりますね。
開栓9日目、ちょっと飲むタイミングが無く、5割残して熟成。
華やかさアップ、甘味アップ、まろやかさアップ、華やかさアップ。
これは2500〜3000円クラスのお酒と言われても納得してしまうかもしれない。
少しエグ味が出てきてしまう印象だが、5日目とか最高に美味かったに違いない。
本当に良い買い物をしました。
特定名称
純米大吟醸
テイスト
ボディ:普通 甘辛:普通