山形正宗** 藍 赤磐雄町40%
赤磐雄町40%精米、生酛造り、2年熟成というスペック。特にこの赤磐雄町は、岩藤英彦氏栽培米とあるが何やら最近耳にした名前?そう九平次「協田」の自社米栽培を指導した人だった。ここの蔵の仕込み水は超硬水で、「銘刀の切れ味」と称されるほどシャープなキレが持ち味。超硬水+達人の雄町+生酛+2年熟成=?この解を想像するだけでワクワクする。
微かだけど濃い目の吟醸香が上立ち、口に含むとすぐに重厚な雄町の旨味が舌にまとわりつき、残り香に生酛らしさを感じながらもキレて変に残らない。雄町とはいえ40%まで磨くともう少し軽くなりそうだが、そこは2年熟成がその磨き抜かれた選抜組に濃醇さを後乗せしている感じで、なかなか複雑で奥深い酒となっている。
がしかし、二日目、生酛特有の酸味が際立ち、奥深さがかすむ。微妙な4.0から3.5へ。
特定名称
純米大吟醸
原料米
雄町
酒の種類
古酒
テイスト
ボディ:普通 甘辛:普通