アルコール添加は技術です。
昔のような醸造アルコールを添加して嵩増しする行為は過去の産物です。
確かに普通酒、本醸造、特別本醸造クラスだとアルコール辛く喉の奥がカーッとなる日本酒にあたる事もあります。
が、それも経験ですし醸造アルコールが入っているからと言う理由だけで敬遠するのももったいないですよ。
宮泉銘醸。
言わずと知れたみんな大好き寫樂や會津宮泉の醸造元ですね。
実は玄武と言う焼酎シリーズも造ってますがそれは今回置いておきましょう。
そんな宮泉銘醸さん、製造する日本酒の97%が純米系のお酒だそうです。
純米系とは要するに醸造アルコールを添加していない日本酒ですね。
では残りの3%は何かと言うと大吟醸と吟醸だそうです。
そう、醸造アルコールを添加している日本酒ですね。
実はこの3%分のお酒は宮泉銘醸さんが醸造アルコールを添加する技術を後世に残すために仕込んでいるそうです。
昔の三増酒から来る悪いイメージや近年の純米至上主義によって消え兼ねない技術、アルコール添加。
飲める内に、とまでは言わないし流石に消える事はないとは思いますけどたまには積極的に?敢えて?アルコール添加酒を手に取ってみては如何でしょうか?
ま、普通酒、本醸造、特別本醸造あたりはまだしも意外と吟醸と大吟醸ってないんですけどね。
さて、前振りが長くなりましたが本日は宮泉銘醸さんの會津宮泉の吟醸酒です。
お味の程はいかに。
・匂い薄いメロン。
・味わいメロン。
・アルコール感意外と少し強め。
・旨味主体。
・ジューシー。
あ、これ、美味しいです。
思ったよりアルコールを感じましたが旨味主体ながらも全体的なバランスがよくアルコール感は気になりませんでした。
気付けば4合空いてしまう危険なお酒です。
福島県会津若松市は會津酒楽館渡辺宗太商店さんを訪問して購入(720mL税込1,705円)。