福島の会津坂下で日露戦争が勃発した明治37年(1904年)に創業。3代続けて女性が蔵元を務め、酒造りの現場は女人禁制と言われた時代があった中、全国的にも珍しい歴史を持つ。2011年、蔵元杜氏となった6代目鈴木孝市氏は、東日本大震災で被災した蔵を再建すべく、「ハート天明」「天明 中取り零号」をリリース。「ハート天明」は売上の一部を義援金として寄付し、震災復興の シンボル的な商品となった。 ほぼ年間を通した製造を可能にするのは、最新設備と10~30代の女性を含む製造スタッフ。代表銘柄の「天明」は製法や米にこだわり、季節ごとの味わいと透明感を大切にしたシリーズ。華やかな香りに軽やかな味わいが特徴の「一生青春」、初心者向けの日本酒ベースのリキュール「snowdrop」ほか、季節限定のリリースも多い。(鈴木真弓)
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天明の銘柄一覧
天明の酒蔵情報
名称 | 曙酒造 |
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特徴 | 1904(明治37)年、福島県は会津盆地の西部に位置する会津坂下町に創業した曙酒造(あけぼのしゅぞう)。良いお米が取れ、歴史的にも味噌屋、醤油屋、麹屋が軒を連ねた地域であったという。創業者の鈴木幸四郎氏もかつて地元の味噌を造る蔵で大番頭を任されていた人物だったが、ある日、小作人が作る米の良さに着目し、独立して酒蔵を興したのが始まりとされている。「曙酒造」の名は枕草子の冒頭”春は曙、やうやう白くなりゆく山際…”にちなみ、代表銘柄の「天明」も同義語である。100年を超える歴史を持つ蔵であるが、初代以降は3代続けて女性が蔵元を務めた「女系の酒蔵」という、酒蔵的にも珍しい歴史を持つ。1990年代に吟醸酒造りに力を入れ、「自分たちがおいしいと思って飲める酒を作りたい」という想いから、外部からの杜氏制を廃止して誕生させた「一生青春」は、99年から3年連続で全国新酒品評会にて金賞を受賞するという輝かしい成績を修めた。現在蔵元を務める6代目は、曙酒造の歴史上100年ぶりの男性蔵元。東日本大震災をきっかけに現体制に代替わりをし、平均年齢29歳と若いメンバーで酒造りに挑んでいる。食中酒としての「天明」、酒らしさを追求した「一生青春」、会津の原料にこだわったヨーグルトリキュール「snowdrop(スノードロップ)」を三本柱とした、幅広いラインナップで人気を博している。 |
酒蔵 イラスト |
![]() (加藤忠一氏描画) |
銘柄 | 一生青春 天明 央 大俵引き 鹿狼山 絆結 絆舞 蝦夷の曙 |
HP | 酒蔵ホームページはこちら |
所在地 | 福島県河沼郡会津坂下町戌亥乙2 |
地図 |
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