空色の天命 槽しぼり純米本生。口開けはシャープな口当たり。すっきり飲みやすいバランスの取れた旨口で、食中酒を狙っているのが良くわかります。旨味の中にいろんな味の要素を内包しているといったイメージで、合わせる料理の味付けに対応するように辛味、甘味、苦味が都度顔を出して来ます。まさに御節のためにあるようなお酒かもしれません^ ^ 2日目は口開けに比べて旨味が強くなりました。しっかりした辛味も立って来ました。旨味の中に感じた複雑さは抑え込まれて、真っ当にしっかりした旨辛口方向へ変化しました。落ち着いて飲めるお酒という感じですが、穏やかでありながら何とも言えない魅力があった茶の天命と比べてしまうと、ちょっと評価は下がります。