1974年(昭和49年)より有機栽培米での純米酒造りを行ない、翌75年には「良い食品を作る会」の創立会員になるなど、銘柄にもあるように自然、安全、純粋さをコンセプトに掲げてきた酒蔵である。 「自然郷」銘柄の製品は発売以来、米の醇味を感じるコクのある風味を主体にしてきたが、東日本大震災で蔵を立て替えたことを契機に、軽妙な酸味がきいた現代的な風味に特徴がある「BIO(バイオ)」や、福島県が独自に開発した「うつくしま夢酵母(F7-01)」を用いた「七(セブン)」と銘打った、新たなシリーズもリリース。いずれも爽やかな飲み口の酒質で、従来とはまったく違ったスタイルを打ち出している。 通常のラインナップ以外に、絵手紙風ラベルの「こんにちは料理用」も、隠れたロングセラー商品となっている。(松崎晴雄)
自然郷のクチコミ・評価
自然郷が購入できる通販
日本酒 自然郷 純米吟醸 七 SEVEN セブン 1800ml 大木代吉本店 福島 地酒 お酒 ふくしまプライド。体感キャンペーン(お酒/飲料)
自然郷の銘柄一覧
銘柄 |
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大吟醸 別誂原料米:夢の香、精米歩合:39%、アルコール度:15% |
大吟醸 磨き伍〇原料米:夢の香、精米歩合:50%、アルコール度:16% |
大吟醸 磨き39原料米:夢の香、精米歩合:39%、アルコール度:16% |
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山廃 純米吟醸原料米:夢の香、精米歩合:60%、アルコール度:16% |
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さわやか 本醸造原料米:夢の香、精米歩合:70%、アルコール度:15% |
さわやか 本醸造 辛口原料米:夢の香、精米歩合:70%、アルコール度:15% |
純米大吟醸 凛原料米:出羽燦々、精米歩合:50%、アルコール度:16% |
舟出 にごり活性酒原料米:夢の香、精米歩合:60%、アルコール度:16% |
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円融純米原料米:夢の香、精米歩合:60%、アルコール度:16% |
Cuvee18原料米:夢の香、精米歩合:70%、アルコール度:13% |
藁入原料米:夢の香、精米歩合:60%、アルコール度:16% |
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自然郷の酒蔵情報
名称 | 大木代吉本店 |
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特徴 | 福島県白川盆地の北部にある自然豊かな町、矢吹町。ここに「自然郷」を醸す大木代吉商店がある。創業は1865年(慶応元年)。 代表銘柄の「自然郷」は4代目蔵元・大木代吉氏が、米だけを原料とする酒造りをめざしたことに始まる。地域の農家と契約し、当時としては珍しい農薬不使用米だけを使って醸造を開始。1974(昭和49)年、「無添加酒-自然郷」として発売した。当時は「純米酒」という言葉もない時代。市場に受け入れられるまで時間を要したようだ。その後、日本酒の本物志向の高まりとともに、純米酒の先駆けとして広く知られるようになる。 このように歴史ある酒蔵だが、最近、建屋と酒の味は大きく変わった。転機となったのは東日本大震災。旧奥州街道沿いに白壁土蔵造りの趣ある蔵を連ねていたが、大小14の蔵の5棟が全壊、残りも半壊の被害に遭った。震災直後、蔵元を訪ねる機会があったが、白壁は崩落して無残な姿に。伝統建築法での再建はかなわないだろうと思えた。かろうじて全壊を免れ傾いた蔵では、静寂が支配する中でタンクの醪がふつふつ音を立てていた。 それが4年半をかけて復旧、スタイリッシュな建屋に生まれ変わった。「自然郷」には、軽妙な酸味のきいた現代的な風味が特徴のBIOシリーズが加わり、5代目・大木雄太蔵元のもと新たな歴史を刻み始めている。(八田信江) |
酒蔵 イラスト |
(立川哲之氏撮影+加藤忠一氏描画) |
銘柄 | 自然郷 楽器正宗 愛郷の輝き 國士冠 開拓のうた |
HP | 酒蔵ホームページはこちら |
所在地 | 福島県西白河郡矢吹町本町9 |
地図 |
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