川中島幻舞 純米吟醸 無濾過生原酒 金紋錦55%
上立ちは甘吟香に涼し気なミンティな感じが混じり、入りは甘優勢に酸が柔らかに支え、いつもは終盤に顔を出す苦渋も序盤から感じられる。2杯目からは、甘にも慣れその分酸が前へ出て来て、苦渋も酸により抑えられたのか、それともこちらも舌が慣れたのか終盤に出て来るようになった。金紋はそれなりにクセのある酒米だとは思うが、余韻にまで残る苦はかえって癖になる旨さ。
雄町しぼりたてに続き、勢いで金紋も買ってしまったがこちらは9月瓶詰ものだった。たしかにここんちのしぼりたては雄町を皮切りに、特純山田か美山が来て、金紋はそのあとに来るのをすっかり忘れてた。一昨シーズンは見つければラベル被りも気にせず手当たり次第に買っていたので20本超呑んだが、昨シーズンは半減、今シーズンも全種は抑えておこうくらいのペースで行こうと思う。
(2日目)上立ちには引き続き爽やかさがあるが、初日よりも金紋らしい濃醇甘苦がぽってりとして甘露甘露哉。
特定名称
純米吟醸
原料米
金紋錦
酒の種類
無濾過生原酒
テイスト
ボディ:重い+1 甘辛:甘い+1