地酒ブームが勃興した昭和50年代初頭、上州の銘酒として知られるようになったのがこの蔵の酒です。醇味のある甘口で、銘柄はいまでは地元向けの主力となっている「桂川」。米の旨味を引き出して造る日本酒は、米の甘みがあるからこそおいしいという考え方で、原料にもち米も使っているのが特徴です。以後この酒が代表となることによって、群馬の酒イコール甘口だという評価が定着するようになりました。 「結人」は平成になってから生まれた、純米造りに特化した新しいブランドで、流通は特約店のみの限定販売商品となっています。日本酒を飲みつけていないビギナー層にも受け入れられる洗練味や現代的な要素もとり入れて、無濾過や直汲タイプ等酒質のバラエティをふやしています。旧来の「桂川」は地元で親しまれてきた味わいを、蔵元自らが‟絶滅危惧酒”と称して差別化するほか、一部に新しい設備を使って醸す‟進化系”と呼ぶ酒質もふやしています。いずれも基調は得意とする濃醇な甘口型を貫いており、その中で「結人」は蔵元が新しい挑戦をする酒、という位置付けもあります。(松崎晴雄)
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結人の酒蔵情報
名称 | 柳澤酒造 |
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酒蔵 イラスト |
(加藤忠一氏描画) |
銘柄 | 桂川 勝楽雅和 結人 唯 絶滅危惧酒 |
HP | 酒蔵ホームページはこちら |
所在地 | 群馬県前橋市粕川町深津104−2 |
地図 |
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