木屋正(きやしょう)酒造の「高砂(たかさご)」は、新しい時代のニーズに合った日本酒を造り出そうというチャレンジ精神によって、食中酒をコンセプトに2017年に誕生した銘柄。四方を山々に囲まれた三重県伊賀盆地に位置する木屋正(きやしょう)酒造は、1818年の創業から約200年以上の歴史をもつ老舗の酒蔵だ。当時のまま残された主屋は登録有形文化財に指定されており、蔵人も昔ながらの設備や製法をつかって丁寧に手造りで醸している。仕込みには、名張川の中軟水の湧き水と地元・伊賀産の山田錦を使用。栽培から携わるなど品質第一の姿勢を徹底している。大吟醸造りには伝統的な袋吊りを採用し、1滴1滴を丁寧に絞って瓶詰めする。「高砂 松喰鶴 純米大吟醸」は、フレッシュな微炭酸と上品な旨みが特徴。食事とあわせることでよりお互いを引き立たせる1本だ。
高砂 松喰鶴のクチコミ・評価
-
-
-
recommend ピックアップレビュー
wajoryoshu
4.5
高砂* 松喰鶴 純米大吟醸 無濾過生 木桶・生酛仕込 山田錦45%
今度は同蔵の別ブランド、高砂と而今の山田錦呑み比べ。とはいえ而今5種をやったばかりなので、同時開けはせずに而今山田はちょっと後回し。
5年前に復活させた高砂ブランド、当初はチャレンジ枠的な存在で、一昨年から発売されている而今きもと・木桶シーズも、ここから輩出された商品なのだと思う。現在では、而今とは別ラインの食中酒として定番化している。
而今より弱めの吟香、生酛酸がしっかりしていていつもより甘強め、それでも甘酸バランスでいうと酸優勢、45%にまで磨いたわりに綺麗さよりも旨味の深みが際立つが辛苦で締まり、微かに甘味の余韻を残す。明らかに而今とは違う味わいだが、こちらも単体呑みでその複雑味の深さを愉しむ方が断然いい。プラスで食中酒としては旨味がしっかりしているので、さっぱり系からある程度濃い味の料理まで守備範囲は広そうではある。
(2日目)甘弱めで酸がより目立ち、でもそれより中盤からの苦渋がグンと強くなった。個人的にはアクセント以上の苦渋は好きだけど、、、4.5⇒4.0特定名称 純米大吟醸
原料米 山田錦
酒の種類 無濾過 生酒 生もと
テイスト ボディ:普通 甘辛:普通
2023年3月4日
-
-
wajoryoshu
4.5
高砂* 純米大吟醸 生 きもと 山田錦45%
而今入手ラインが途絶えたものの、恒例の而今&高砂の山田錦生呑み比べは揃えることができた。今回から「高砂」の題字が大書きに。
シュポ開栓ながら、グラス内気泡はほんのわずか。相変わらず而今に比べると穏やかながらきもとを感じさせる程よい乳酸系吟香、上品な甘にしっかりとした酸、辛苦フィニッシュ。やはり而今と比べると、甘弱めで酸辛強め、可愛らしいアプリコット様。
(2、3日目)甘強めになり而今寄りに。でも独特のミネラル感というか枯れ感があって、余韻ビターが心地良し。特定名称 純米大吟醸
原料米 山田錦
酒の種類 無濾過 生酒 生もと
テイスト ボディ:普通 甘辛:普通
2025年2月8日
-
-
-
-
-
高砂 松喰鶴が購入できる通販

高砂 松喰鶴の銘柄一覧
銘柄 |
---|
|
高砂 松喰鶴の酒蔵情報
名称 | 木屋正酒造 |
---|---|
特徴 | 「而今(じこん)」をつくる木屋正(きやしょう)酒造は、1818(文政元)年に創業した酒蔵。築200年の店舗兼母屋は登録有形文化財に指定されている。かつては「高砂」「鷹一正宗」を製造し地元・伊賀地方を中心に販売してきたが、現在の杜氏兼社長である6代目・大西唯克(ただよし)氏が実家である蔵に戻ってから改革が行なわれた。大手食品メーカーで就業し日本酒には無知だった彼が家業を継ぐべく勉強のため酒類総合研究所に行ったとき、鑑定官の先生から実家の酒の味を「美味しくない」と一蹴された。それから酒造や設備に関する様々なことを学び、衛生管理を徹底したなかで「而今」という特約店限定流通の新しい銘柄を誕生させた。そして杜氏になった2005(平成17)年、全国新酒鑑評会において「而今」はいきなり金賞を受賞し注目を浴びる。「而今」の名は、禅宗の言葉が由来で「未来にも過去にも囚われず、今できる最善のことをする」という意味がこめられている。蔵で働く蔵人の就業は8時20分から17時30分まで。だから県外から通う人もいるなど、働き方改革が行なわれている。名前のとおり、銘酒として全国の人々に愛される今でも進化を続けている、これからも目を離すことのできない銘酒蔵だ。(関 友美) |
酒蔵 イラスト |
![]() (加藤忠一氏描画) |
銘柄 | 而今 高砂 松喰鶴 |
HP | 酒蔵ホームページはこちら |
所在地 | 三重県名張市本町314-1 |
地図 |
|