茨城県日立市の森島酒造は、海に最も近いところにある創業150年以上の歴史を持つ酒蔵。6代目森島正一郎氏が「自分ならではの味わいを持つ新しい酒を造りたい」と熱い思いを込めた新銘柄は次世代を担う覚悟を示すために、自らの名字をとって「森嶋」と名付けた。 2011年3月11日、蔵は震災を受け大きな被害を受けた。このことをきっかけに「自分の味」を追求。完成した新しい味わいは、「料理に寄り添う飽きの来ない食中酒。それには食欲を刺激するほどよい酸味の酒」だ。正一郎氏は「震災が私の心に一石を投じた。日本酒の美味しさの可能性を、食事と共に感じてほしい、飲む人をハッとさせる何かを投げかけられたら」と、ラベルには震災で崩れ落ちた石蔵の大谷石のかけらのデザインがあしらわれている。
森嶋のクチコミ・評価
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森嶋の銘柄一覧
銘柄 |
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山田錦 純米吟醸原料米:山田錦、精米歩合:60%、アルコール度:15% |
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森嶋の酒蔵情報
名称 | 森島酒造 |
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特徴 | 茨城県日立市の北部・川尻。蔵から海まではわずか数十メートルの距離という、国内でも有数の海に近い場所で、波の音や海風を感じる環境に蔵を構える森島酒造(もりしましゅぞう)。阿武隈山地南端の山々からの伏流水が流れ、稲作が盛んであるという立地の良さから、水戸藩の武士だった初代・森嶋道正により1869(明治2)年に創業した。長い歴史の中で、太平洋戦争の戦火による蔵や家屋の焼失、東日本大震災での被災など度重なる被害に見舞われながらも立ち上がってきた歴史を持つ。銘柄「大観」は戦後、復興にも携わっていた四代目が、酒を愛飲してくれており、親交もあったという水戸出身の画家・横山大観を訪ねたことから誕生した銘柄である。ラベルには直筆の文字を使用し、長らく代表銘柄としていた。品評会での金賞受賞など、着実に酒質を洗練させてきていた。2015(平成27)年には杜氏の季節雇用制度を廃止。茨城県初の南部杜氏資格試験に31歳で合格するという快挙を成し遂げた六代目が蔵元杜氏となり、社員での酒づくりを開始。設備改修なども行い、蔵元の姓を由来とした新たなブランド「森嶋」を誕生させる。一石投じる姿勢を忘れずにいたいという想いから、ラベルには実際に震災で崩れ落ちた蔵の石片を使用。どんな困難をも乗り越えていく、森島酒造の不屈の精神のシンボルとして大切にされている。 |
酒蔵 イラスト |
![]() (加藤忠一氏描画) |
銘柄 | 大観 森嶋 富士大観 |
HP | 酒蔵ホームページはこちら |
所在地 | 茨城県日立市川尻町1丁目17−7 |
地図 |
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