〆張鶴 純 純米吟醸
22.10.06製造
【ばんない城開城祝シリーズ 番外編 Part.1】
本日より3部構成にて、嫁氏妹さん家族より新築祝いとしていただいたお酒3本をご紹介する番外編シリーズをお届けします。
第一回の今夜は新潟のお酒、〆張鶴をいただきます。〆張鶴といえば、私がいつもお世話なる新潟の酒のかどやさんが推す新潟のお酒でもあります!このような形で出会うことになるとは。福岡でもほぼ取扱がないようなので本当に感謝であります!!
嫁氏は本日次女の空手の大会でした。見てるだけだったのにヘトヘトなってますので、私のみのレビューです。シェルパ殿、すいません笑
さて、開栓といきます^_^
【スペック】
○使用米
未記載
○精米歩合
50%
○アルコール度数
15度
【味わい】
○温度帯
花冷え→常温、熱燗→人肌
○香り
グレープフルーツ、吟醸香、ほんのりアルコール。奥にお米と白ブドウ。
○中盤
中盤ではお米の香りが表面に顔を出しはじめ、そこに旨味ものってきます。
○余韻
喉を通すとクワッとした辛苦味。しかしながら引き際はアッサリかつスパッ。
【甘辛】
中口
【燗】
オススメは上燗あたり。まろやかな口あたりから、ふくよかなお米の香り。含むとグレープフルーツ系の柑橘香と吟醸香、そしてお米の旨味のハーモニー。余韻は冷酒のようなカツーンとした苦辛とは打って変わり、
マイルドな旨酸苦味で穏やかに〆てくれます。
★総評
温度が上がるにつれ、酸、苦、旨味がうまく融合していく傾向。冷やすと特に余韻のインパクトが鮮烈で、グッ!!スパッ!!とキレのいい苦辛味は私的には好印象。
燗になると印象はガラッと変わり、旨酸味系に変化。ガツン系だった余韻は丸くなり、風もない夜の浜辺のさざ波のような引き際。
私的には燗が好みですが、冷酒の印象も表情も良く、冷酒と燗でのハッキリとした性格の違いは、日本酒の温度変化での味わいの変貌とその醍醐味を存分に楽しませてくれるお酒のお手本となるような一本ではないでしょうか。
本日は次女の空手全日本選手権でした。結果は1回戦敗退。外国人選手に振り回されて終わりでした。親としても言い訳はありますが、結果は結果なので言いません笑。一番次女がわかってることでしょう。
子供時代の経験の積み重ねは社会に出て大いに助けになる経験です。「苦しみは絶対に報われる」とかいう綺麗事は私は信じていません。しかし報われなくても糧にはなります。失敗したことの反省、反省からの対策と是正。その先に成功がある、もしかしたらまた失敗かもしれない。それはわかりません。
結果が全て…とか社会に出るとシビアな世界に飛び込むことになるかもしれませんが、少なくとも子供の時代は「結果と同じくらい…むしろ過程のほうが大事」だと私は思います。その結果を出すために自分に何が足りないのか、それでは自分は何をしなければいけないのか…。この基本的思考過程こそが大事です。酒タイムの皆さんは「当たり前田のクラッカー」とわかっておられる方々だとは思いますが、子供たちには是非とも身につけてもらいたいものです。
おっと「親バカタイム」はこれにて〆です笑。
今宵も素晴らしい日本酒ライフを。
特定名称
純米吟醸
テイスト
ボディ:普通 甘辛:普通