醸し人九平次** CAMARGUE(カマルグ)に生まれて、
南仏プロバンス地方、カマルグで栽培されたマノビというコメを輸入、名古屋で醸しているという変わり種。TVで見たことがあるが、コメの品質を安定させるのにかなり苦労したとのこと。それにしても仏固有種を原料にするとはなんと革新的な!
上立香はさほど感じず、含み香に上品な柑橘系を感じ、白ワインのようなミネラル感がたっぷりと押し寄せ、コメの旨味もしっかり広がる。九平次の酒は一通り呑んできたが、特有の酸がこれはあまり感じないのが、酸が苦手な私にはありがたい。キレはあるが、九平次らしく最後の苦は喉奥に余韻を残す。
結果、この蔵の中ではフランス産米を使用していながら、一番ワインぽくない気がする。今回は会社仲間と呑んだので、今度またウチでゆっくりとその複雑味を探求したいと思う。
特定名称
純米大吟醸
原料米
マノビ・フランス固有品種
テイスト
ボディ:普通 甘辛:普通