コロナ禍で家につまみと数種類のイケてる日本酒が常備されてる「おうち居酒屋」状態が日常になって2年近く。
外飲み解禁も嬉しい。行けるだけ行って応援したい。でも、家飲みしかできない日もある。
その家飲みに、最強のアイテムが加わってしまった。
「クラフトサケグラス はなやか」
前から家飲みのグラスについては迷走を続けていたので、お店で似たグラスで飲んだ時に「うすはりのグラスっていいな……」とネットで探し当てたもの。
日本酒好きのために作られたグラスだそうで、旨みの濃いお酒には「まろやか」とか、キレのいい辛口には「さわやか」とか使い分けるらしい。
香りを楽しむお酒が好きなので、4種類あるうちの「はなやか」を選ぶ。
届いて手に持つと、軽くて薄い。いいお店で出てくるグラスに似ている。
我慢できずにちょっとだけ……と、台所で「作 穂乃智 純米酒」を注いで新しいグラスで飲んでみる。
うわ!
鼻にほわっと甘やかな香りが!
このお酒は派手過ぎず、柔らかい香りと旨みの落ち着いた食中酒。
「物静かな控えめさん」のお酒なのに、このグラスの形状で閉じ込められた香りが直接鼻先にやってくる。近づくといい香りがするお姉さんのような、ドキドキ感がある。
薄いガラスの口当たりの良さと相まって、うっとり。
他のお姉さんたちにもお近づきになりたい!と、家に小瓶でストックしている「姿」「風が吹く」「正雪」をちょっとグラスに注いでは鼻をグラスに突っ込んで香りの違いを楽しみ、すっかり台所で酔ってしまった。
これは……やばいアイテムを手に入れてしまった……。香りのいいお酒を仕入れにいかなければ!と気持ちが浮き立つ。
結構、量が入ってしまうのも悩ましい。そして、「はなやか」だけでなく全種類のグラスを揃えてしまう未来もうっすら見える。
「作」はあれば買うお酒の一つですが、今までそのポテンシャルを引き出してなかったことも反省。酒器の選択、侮れません。
特定名称
純米
酒の種類
一回火入れ
テイスト
ボディ:普通 甘辛:普通