銘柄名の「櫛羅」は「くじら」と読むがこれは地名に由来する。創業の明治6年以来、奈良の地、葛城山の恩恵を受けた地下水を仕込水に、飲み飽きのしない『美味しいけど美味しすぎない酒』を目指す千代酒造。ワインのテロワールにインスパイアを受け、酒造りは米作りから、と近年では自家栽培の米を使用。磨き過ぎずとも精米歩合の高い酒に匹敵する酒を目指し、55%の精米歩合でありながら50%精米の純米大吟醸の味わいに挑戦したのが櫛羅の純米吟醸。他にも60%精米の酒や、直近、自社田が増えたことから誕生した、精米歩合80%のシリーズも仲間入りし、旨味はもちろん複雑さの中にある苦味さえ心地よい。お酒を『美味しいお酒』たらしめるのは、酒器、料理、はたまた共に盃を交わす仲間たちかもしれない、と大切な個々の時間に控えめに寄り添う、そんな奥ゆかしさを秘めたお酒を今日も自然豊かな櫛羅の地で醸している。
櫛羅のクチコミ・評価
櫛羅が購入できる通販
櫛羅の銘柄一覧
銘柄 |
---|
櫛羅 純米吟醸 |
櫛羅 純米吟醸 中取り生酒 |
櫛羅 純米 一火原酒 |
櫛羅 純米 無濾過生原酒 |
櫛羅の酒蔵情報
名称 | 千代酒造 |
---|---|
特徴 | 従来は会社名と同じ「千代」を主力銘柄としていたが、蔵の西方に望む名峰・葛城山の別称である「篠峯」を採用し、特定名称酒の拡充をはかってきた。以前は「全国新酒鑑評会」において9年連続で金賞を受賞するなど吟醸造りに力を注いできたが、現在ではアルコールを添加するのは大吟醸の仕込2本だけで、あとはすべて純米造りとなっている。 また生酒の出荷が多いのも特筆すべきところで、ほどよく酸を効かせながら味ののった、ふくよかな風味の酒が特徴である。 葛城山の裾野にあたるなだらかな傾斜のある地区に蔵を構え、仕込み水もこの山の水系で、蔵の前には「山田錦」を栽培する自家田もある。他にも周囲の櫛羅(くじら)地区に全部で約50枚の田んぼを有しており、自社栽培米は使用する米全量の約1割にあたる。この地名を銘柄に据え、ここで穫れた米を原料にした純米酒「櫛羅」も出荷している。(松崎晴雄) |
銘柄 | 千代 篠峯 櫛羅 |
HP | 酒蔵ホームページはこちら |
所在地 | 奈良県御所市大字櫛羅621 |
地図 |
|