諏訪泉 （すわいずみ）

「ぽっかぽか」
鳥取・諏訪酒造・諏訪泉・満天星・純米吟醸・山田錦/玉栄・精米歩合50%・熟成3年・積算温度Σ15,000℃・15度
▼ラベル下部に「熟成3年・積算温度Σ15,000℃」とある。積算温度？シグマ？ ▼調べると諏訪泉の地域の気温は年度合計すると約5,000℃なので掛け算すると3年でΣ15,000℃になるという理屈(写真3) 。それで…？というか。そんなもん、常温貯蔵3年の表記で誰も困らんやろ(笑)
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▽上立ち香はぼゼロの淡い琥珀色。含むと吟醸香ではなく熟成香というか紹興酒の風味。味は甘味も酸も控えめで質素。黒糖菓子風味があって何か有難い健康ドリンクみたい。ザ日本酒ぽい嫌味は無いが、逆に日本酒なのか何なのか住所不明な匿名感がある。でも、15度と低めなのに腹がぽかぽか熱くなるのは何故だ？やはり滋養強壮ドリンクなのか(笑)
▽燗酒の部で何やら受賞してるようなのでお燗してみる。なるほど、ぬる燗で隠れていた甘味や旨味と酸が円やかに踊り、地面から音が立ち上がってきてサラウンドのように包み込まれる。熱燗ではアルコールの雑音が出るのでぬる燗くらいがいいのかな、燗のことは知らんけど少し日本酒ぽくもなり
▽雪冷えでもお腹が熱くなるエネルギー感があったのに、お燗したらますます熱量が広がってぽっかぽかや〜

諏訪泉　熟成ニ夏

夏まんてん
生酒特有の風味　ブラインドでも生酒だと分かる
そしてアルコールの苦味の後味
@釀造科 oryzae

蟹取県ウェルカニキャンペーンで衝動買い

鳥取県のお酒をようやく見つけました。常温で頂きましたが、濃厚な硬派な感じの味わいで、ちょっと大人な美味しさでした。

最近復活した諏訪娘（諏訪泉の姉妹ブランド)。等外米を使った純米酒規格の普通酒。昭和テイストのラベル。諏訪泉らしい熟成香と米の旨味は感じられるものの、本家の諏訪泉と比べると、ややライトで辛めの味わい。アルコール度数15%。お燗すると軽さが増す感じ。旨味が飛ばないぬる燗が良い。スイスイ飲める普段飲み用。1升瓶で2000円強だったかな。レシート無くしました。蔵元直営店の梶屋さんで購入。4合瓶の販売は無し。本醸造規格の諏訪娘も販売されていて、そちらは1800円くらい。

諏訪泉の蔵元直営店で「季節商品ありますか？」と尋ねて、奥から出してもらったのがこの「満天星ももかすみ」。2021BY。レジ登録前の正真正銘出来たての酒。しぼりたての酒はフレッシュ感と甘旨味が全面に出て、少しピンボケな感じで終わるものが少なくないのだけど、コレはフレッシュ感や荒々しさは大人しめながら、旨味の奥にしっかりした輪郭が感じられて好き。最後に弱い苦渋味がアクセント的に残るのも好み。鳥取県智頭町の梶屋で3月17日に購入。4合瓶で1700円（税別）。諏訪泉好き。

日本の酒情報館にて🍶

純米吟醸満天星H19BY。愛しき。山田錦25%、玉栄75%。古酒を厳かに常温で開封、常温で呑む。純米吟醸の爽やかな香りが残り、硬質さがあるものの当時の硬さを考えると時を経たことで丸みをおび、旨味がただ渦のように一点に収斂した味を感じる。古酒としてのネガティブさはない。開封後、徐々に要素がばらけ、甘み、酸味、苦みがほどけて味わえ、バランスの良いグラデーションがある。熱燗にすると清涼な旨味を感じられ、辛口好きにはたまらない。ぬる燗はヌカ感が出ておすすめしない。ぬる燗も完璧であれば、星5.0であった。開封時の旨さ、旨さの継続度、熱燗の旨さは素晴らしかった。

諏訪泉　純米酒 うさぎラベル 二夏熟成。昨年度より熟成感は抑え目、その一方で開けたての飲みやすさを今年の方が上。常温で開封、常温で呑む。ナッティな熟成香、ウィスキーのような色、カドカドしさはない一方で旨味が硬い。強い酸味があり、すっと呑める。こじんまりとまとまった飲み口だが、諏訪泉に求めていない。3日経つと、旨味が開き、穀物感が強くなり、酸味とのバランスが良い。が個人的にはもう一回り大きな諏訪泉が好き。