普通酒や本醸造を含めた50を超える多種の酒を醸造していたところ、2011年東日本大震災が発生し蔵は全壊。甚大な被害により廃業も考えたが、全国からの支援を受け2013年蔵を再建し復活を遂げた。酒造再開と同時に全量純米酒の蔵へと方針を切り替え、生まれ変わった。「宮寒梅」は純米大吟醸と純米吟醸のみ。「鶯咲(おうさき)」は純米酒として区別している。原料米の全量のうち約2割が自社栽培、その他は契約農家の米を使用している。 2016年12月「宮寒梅 純米吟醸45%」がANA国際線ファーストクラスおよびビジネスクラスで採用された。また同商品はミラノ・サローネ2017においてファッションデザイナーのジル・サンダー氏のショールームで提供された。20年近く前より海外輸出されており、香港・台湾・シンガポールのアジア圏でも人気を集めているという。「Mr.Summer Time」「AUTUMN TIME」「冬咲き燗」など従来の日本酒にはなかったオシャレなネーミングとラベルを用いた商品は日本酒初心者にはわかりやすく、かつスッキリとした甘みのある味わいから日本酒愛好家からも愛されている(関 友美)
宮寒梅のクチコミ・評価
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宮寒梅の銘柄一覧
銘柄 |
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純米吟醸45 美山錦原料米:美山錦、精米歩合:45%、日本酒度:3、酸度:1.5、アルコール度:16~17% |
純米大吟醸 29福原料米:朝の光、精米歩合:55%、アルコール度:15~16% |
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純米吟醸 蔵の華原料米:蔵の華、精米歩合:40%、日本酒度:2、酸度:1.5、アルコール度:16~17% |
宮寒梅の酒蔵情報
名称 | 寒梅酒造 |
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特徴 | 東北地方有数の稲作地帯である大崎平野。名米「ササニシキ」を生んだ場所としても知られるが、広大な水田が広がるエリアの一角に酒蔵、寒梅酒造がある。この立地を生かして早い時期から酒米の自家栽培に取り組み、米から酒までの「一貫造り」を行なう。現在、自家田では「美山錦」「愛国」「ひより」「山田錦」の4種類を作付。そのほかに宮城県が開発した酒造好適米「蔵の華」なども用いているが、使用するのはすべて県産米である。 東日本大震災では酒蔵が倒壊するなど大きな被害を被ったが、この年の12月には新しい酒蔵を建てて、その年のうちに酒造りを再開。その経験から売上金の一部を寄付金にあてる、純米吟醸酒なども出荷している。 最近になって若い夫婦が経営の主体となってから、ラベルのデザインも新しくなり、香り華やかでみずみずしいタイプの酒造りを標榜するようになった。(松崎晴雄) |
酒蔵 イラスト |
(加藤忠一氏描画) |
銘柄 | 宮寒梅 三米八旨 Mr. summer time(ミスターサマータイム) 鶯咲 冬咲き燗 寸鉄 |
HP | 酒蔵ホームページはこちら |
所在地 | 宮城県大崎市古川柏崎字境田15 |
地図 |
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