ステイホームの連休、買い物にも行けなくてネット通販を使いまくる。
旅行にも飲みにも行けないな〜と愚痴混じりに、Twitterで西原理恵子が勧めてた「多田水産」の鰹をポチっと。
獲れたてを朝に藁焼きしたものを、真空パックで届けてくれる。
地元流にゆず塩で食べるのもいいけれど、スライス玉ねぎを作りまくり、薬味たっぷりでポン酢で食べるのが好き。
高知に仕事で通っていた時期を思い出す。
現地には「はちきん」という言葉があって。元気な女の人のことを指す。まぁ、「男4人分のパワーがある女性」ってことで、何がいくつとか聞かんといてほしい。
私を指名で仕事をくれたのもまさに「はちきん」な女性管理職で、仕事が終わると一緒に飲みに行って、塩で食べる鰹のたたきと「酔鯨」を教えてくれた。
日本酒の盃の底が、とがってるんですよ。
飲み干さないと、テーブルに置けない。
それでヘロヘロに飲まされて、その会社の未来を熱く語り、商店街でよさこいの練習してるのを横目に見ながら、ビジネスホテルにたどり着いて死んだように寝る。
しんどかったけど、楽しかった。
旅行気分を味わうなら、鰹のたたきには高知のお酒を合わせるべきと分かっていながら、中途半端に開けた4合ビンが冷蔵庫を圧迫していて諦める。
桂月、買っとけばよかったな。
とりあえず、まだ残ってたお酒と冷蔵庫を圧迫しない100mlのカップ酒「大嶺 2粒 Orihime」を飲み比べながらの家呑み。
山口県のお酒だから、そんなに高知から遠くはないだろう(いい加減)。
このサイズ、公園のベンチでちょろっと飲むのにいいな……と、フタを開ける。
果実っぽいさわやかな香りと、控えめなお米の甘み。上品。
薬味まみれの鰹のたたきにも合うけれど、カップじゃなくてワイングラスに注いで白身魚のカルパッチョで飲みたいような。
100mlって絶妙な物足りなさで、これは冷蔵庫が空いたら4合ビンで買おうとメモ。
ただ、やっぱり高知まで行って「はちきん」な懐かしい人たちと鰹のたたきで飲みたい。
早く、コロナが収まって欲しいなぁ。
原料米
山田錦
酒の種類
一回火入れ
テイスト
ボディ:軽い+1 甘辛:甘い+1