一ノ蔵 無鑑査本醸造辛口
級酒の制度がなくなったのは私の子どもの頃。
母などは、小さい頃、酒屋に「一級酒ちょーだい」とおつかいに行っていた、などということを聞いたことがあります。
無鑑査、ということばは、そんな昔のことを思い出させ、
今もなおそのことばを冠した酒を出しつづけるところに、
気骨と伝統の息づきを感じたりします。
さて、お味のほうはといえば、
ふっくらとして飲みやすく、しっかりと味を残しながら、後香も美しい、という有難いお酒。
なんというか「十分なお酒」。
いいじゃん、これがきっと家に在って、
旨い米を炊いて、旨い肴が手に入れば、それでいいじゃん、
他になんかいる?って感じのお酒。
ラベルが撮れなかったので、
一ノ蔵さまのwebページから。
引き続き、東京中野・や台ずしさま。