天吹 裏大吟醸 愛山
2021.01製造
※カバー写真はホームの安全を確認の上、駅員さんに許可を得て撮影しております。
【KOBOにもSAKEの誤り】No.2
【駅×酒 第3弾】
まさかの企画コラボ!!ネズミさんの酵母企画と、私の駅×酒企画!!というのも、明日から鹿児島出張。鍋島一本ではマズイ(なにが笑)ので、もう一本を…ということで博多駅内の住吉酒販さんへ。いっぱいあるな〜と思っていたら、大好きな愛山の文字。佐賀のお酒、天吹でした。アル添の大吟醸。ちょっと高いな…と思って酵母の欄に目をやると…
「アベリア酵母っ!?」
なんじゃらほい?よくわからんけど買いました笑。ちなみにお隣様に若波がありましたので予定外の2本目も購入笑。
さてさて、肝心のアベリア酵母。まずはアベリアですが、花みたいですね笑。え?皆さん知ってた?ですよねー笑。アベリアとは…
「約2メートルくらいの低木で、春~秋(6〜10月)のかなり長期に渡って、鐘形の小さい花を多数咲かせる。花の香りは非常に強い。花は白色、ふつうやや淡紅色を帯びる。花冠の内側に網状紋がない。萼は基部まで2〜5裂し、果実は結実しない[2]。刈り込みによく耐え丈夫なので、公園などの生け垣によく使われる。日本列島の関東以西では真夏の酷暑の時期に花をつける在来植物が少ないため、この時期にはアベリアの花に多様なハチやチョウが吸蜜に集まる。」(wiki参照)
みたいなお花のようです笑。花言葉は『優美』『強運』『謙譲』、7月7日生まれの方の誕生日花でもあります。
そんな素敵なお花を使った酵母の特性はどんなものでしょうか。東京農業大学 花酵母研究会様のHPにお邪ました。花酵母ですが、HPに記載されている種類だけでも14種もあるみたいです。あーと、ここで、そもそも花酵母ってどんなものなのよ…というそこのあなた。もちろんおさえてます。以下、東京農業大学 花酵母研究会様のHPから引用です。
「一般に、お酒造りに広く使用されている酵母は、酒のもろみから分離されてきました。
また、近年、これらの酵母を人工的に変化(変異株の造成)させて特定の醸造能力を高めた酵母も多く利用されています。東京農業大学短期大学部醸造学科酒類学研究室では、無限の可能性を秘めた自然界に着目し、個性豊かで特徴ある酵母を分離することを試みました。
その結果、自然界に咲く花々から様々な香味を醸し出す優良酵母を分離することに成功しました。
まさに、花からの贈り物というべき天然の酵母です。」
東京農業大学 花酵母研究会の皆さんのおかげで日本酒の新たな可能性を引き出したってことですね!素晴らしい!はい、では肝心のアベリア酵母の特性です。
「果実酒の様に甘くフルーティな香りとバランスの良い味わいです。 また、飲んだ後にキレを感じさせます。」
ほうほう…これは愛山とも相性が良さそうな特性ですね…酵母と酒米の相性があるのかわかりませんが笑。
ここで、本日のばんない酵母講座は終わりにします!
さて、気になる実飲に移ります!その前にこの天吹ですが、全国新酒鑑評会で金賞、しかもANAファーストクラスの機内搭載酒だった実力の持ち主みたいです!!楽しみすぎる!
さて、実飲。立香は…フム、蜜のような甘味がほのかに香る。含みます…滑らかな口当たりで入ってきてアル添らしい柔らかーい甘味。中盤はみずみずしい甘苦味。割合的には7対3といったところか。余韻は甘ダレせず、愛山らしいシャープな苦味がキッ!とくる。キレはスパッというより、スースッ…という感じで若干の余韻を残しつつフェードアウト。終始クセがなく、アル添の大吟醸らしい華やかでスキのないお酒でした。ウマイ!!
花酵母、面白かったですね!花×日本酒…まさかの組み合わせに更なる可能性を感じる1本でした!誕生日花、365種類あるのかもしれませんが、365種類の酵母を抽出できれば、大事な人の誕生日花酵母で醸した日本酒のプレゼント…とかできるかもですね笑笑!!
東京農業大学 花酵母研究会の皆さん、花酵母のお酒はとても素敵なお酒でした。これからも応援しております。
特定名称
大吟醸
原料米
愛山
テイスト
ボディ:普通 甘辛:普通