一度見たら忘れることのできない、隈取りのラベルが印象的な「百十郎(ひゃくじゅうろう)」。これは明治から昭和にかけて活躍した地元の歌舞伎役者・市川百十郎に由来する。彼が境川に植えた1200本もの桜の木はのちに「百十郎桜」と呼ばれ、多くの人の心を癒している。その桜と同様に、日本酒を通じて多くの人の縁を繋げたいと命名された。平成19年5代目として社長に就任した林里榮子さんがめざすのは、「女性らしい、強く凛とした酒」。シャープな味わいを出すために、造りや加熱処理など製造工程に工夫を凝らした。ネーミングもユニークで、黒面(くろづら)、赤面、白炎、青波、南の風、日和とどの季節商品なのかわかりやすくし、基本のイラストは変えず色で区別できるようにした。 「伝統が廃れることはないのは、時代とともに変わり続けるからだ」という想いがラベルの紋様などからも感じられる。なかでも「純米吟醸G-mid」は、オール岐阜産を謳っており、米は岐阜ハツシモ、酵母は岐阜Gを使う。樹木のような爽やかな香りと酸が調和する辛口の酒は、洋食和食問わず脂のあるしっかりとした料理によく合う。地元を大切にしながらも、全国に発信していくこれからの蔵の姿を現しているようだ。(関 友美)
百十郎のクチコミ・評価
百十郎が購入できる通販
百十郎 ( ひゃくじゅうろう ) 大辛口純米酒赤面 ( あかづら ) Red Face 720ml岐阜県各務原市 林本店【 2036 】【 日本酒 】【お歳暮 贈り物 ギフト プレゼント 】
百十郎 ( ひゃくじゅうろう ) 純米大吟醸黒面 ( くろづら ) Black Face 720ml岐阜県各務原市 林本店【 2035 】【 日本酒 】【お歳暮 贈り物 ギフト プレゼント 】
日本酒 百十郎 MONONOKE 宿儺 すくな 純米大吟醸 無濾過生原酒にごり 720ml 林本店 岐阜 COLD PRESSED 辛口 ドライ
百十郎の酒蔵情報
名称 | 林本店 |
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特徴 | 濃尾平野の北部に位置する岐阜県各務原市。古くは宿場町として栄え、近年では自衛隊岐阜基地などの工業都市として発展した歴史のある地域である。蔵を構える林本店(はやしほんてん)は、1920(大正9)年林榮一氏によって創業された。日本アルプスからの超軟水の伏流水である長良川の伏流水と、世界農業遺産に認定される長良川中流域で栽培される良質な米を用いての酒造りを行っている。「榮一」という銘柄で地元に愛されてきたが、2011(平成23)年より新たなブランドとして「百十郎」を立ち上げ現在の主力銘柄としている。五代目蔵元林里榮子氏が、地元・各務原市出身の歌舞伎役者で、地元に1200本もの桜を植えた故・市川百十郎氏に因んで名付けられた。名所”百十郎桜”として人々を引き寄せ笑顔にするように、飲んだ人を笑顔にするツールとなる酒でありたいという想いが込められている。2015(平成27)年からは蔵元自身が杜氏を務めている。「ワクワクを醸そう」という言葉をポリシーに、日本酒文化を次の世代へと繋いできたいという想いから2020(令和2)年に新しいコンセプトの日本酒 「NEXT GENERATION」が誕生。レモン風味の低アル酒「NEO LEMON」やハイボール専用の純米酒「飛沫 SHIBUKI」など、さまざまな角度から日本酒の新しい可能性を探求している。 |
酒蔵 イラスト |
(立川哲之氏撮影+加藤忠一氏描画) |
銘柄 | 榮一 楽自慢 百十郎 海路 金時 TERA SAKEDELIC さぶろう 輝韻-keen- 飛沫 / SHIBUKI |
HP | 酒蔵ホームページはこちら |
所在地 | 岐阜県各務原市那加新加納町2239 |
地図 |
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