黒松剣菱のクチコミ・評価
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アマチュアのんべえ
3.0
黒松剣菱。何故だかわからないが、一番カッコイイと思えたお酒。「酒は剣菱」みたいな…。商標も一番カッコイイ。
まずは常温で。
匂い強烈。確かにキノコの香り。
残念だが、お子ちゃま舌の自分には無理かなあ。
クソ熱い中、ヌル燗で。
匂いは少し和らぎ、口に含み、酸味がかった独特の甘さ。
カルチャーショックを受けました。
自分が甘かった。
先人たちにノックアウトされた感覚。
少しずつ近づきたいと思いつつ、少しずつ頂きます。
900mm完飲まで、次の酒を買うのはやめときます。この味を作り続ける方たちを尊敬しながら、反省します。
【追記】毎日、ヌル燗から温度を徐々に上げ、熱燗で少しずつ飲んでみた結果、強烈な味は変わらずですが、旨いと思える(冬の鍋の時期にはいいね)ようになりました。匂い、味、クセがすごいが、これぞ酒という感じで、2→3にアップ。
お酒だけで飲むのは無理だけど。料理を選ぶと欲しくなりそう。テイスト ボディ:重い+1 甘辛:甘い+1
2021年8月9日
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masatosake
4.5
特選 黒松剣菱 5合瓶
兵庫県産特Aの山田錦主体 アルコール17度
今回はユニクロの剣菱Tシャツと撮影しました。
濃厚旨口、自己主張の強い香りと味わいがあり、これがまた癖になります。昔ながらの酒造りを頑なに守り続ける頑固一徹な日本酒最古級銘柄の剣菱、キレイなあじわいが多すぎる最近の日本酒の中でこの味わいには有意無二感すら感じます。本当にLOVEです。冷やで旨い、熱燗だと酸味と甘さが際立ちさらに旨い。昔はこの旨さに気が付けなかったけど、随分と時間が経ってから1周回って剣菱の旨さに気が付き、今だと3周ぐらい回ってハマってしまった感じです。 #notr872021年6月27日
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Kazutoshi Koga
4.0
黒松剣菱 特選
スーパーで買い物をした後にいつのも酒屋さんに寄ろうと思っていたら、思いの外荷物が増えてしまって「よしっ。今日はここのお酒コーナーでなんか買って帰ろうっ!」と思い立っての購入です。先日のワンカップ大関以来、昔ながらのお酒を飲んでみようって気持ちが芽生えてきました。で、剣菱!50歳近くまで下戸だった親父が下戸の頃から「酒は辛口の剣菱だ」って言ってた記憶があります。50年近く前の九州では剣菱ってのは高級な本州のお酒の代名詞でした。それが今では見向きもされない感じですね。で、良く見ると、これ、四合瓶ではなく、5合瓶・900mlでこのお値段です。裏ラベルには「酒質:濃醸旨口」の表示。冷やで飲むと、薫り・含み香・喉ごしの辛味酸味と醸造アルコール感がまさしく昔のお酒。でも嫌いじゃないです。冷やして飲んでも苦味辛味がなかなか良い感じで、食中酒として燗をつけても食事の邪魔をしない辛口で美味しいです。濃醸旨口と言うよりは端麗辛口っぼい感じですが、このお値段なら十分アリだと思いました。
900ml 1,020円(税別)
アルコール分17%
西鉄ストア久留米駅店にて特定名称 普通酒
テイスト ボディ:普通 甘辛:辛い+1
2021年6月6日
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masatosake
4.5
黒松剣菱 兵庫県産特Aの山田錦主体 アルコール17度
まず外観に目が行きます。小洒落た、この180mlのミニボトルはグッドデザイン賞受賞しています。そして瓶フタは王冠キャップになっていてボトルの外観を損ねず、外から見てもわかる色味は安定の黄金色。革新的な外見とは反対に変わらない昔ながらの剣菱の味わい。一般的に剣菱は最近の流行りでない味わいに好みが分かれますよね。日本酒を飲み慣れてなかった昔はこの良さがよくわかりませんでしたが、流行りの日本酒を呑み倒し一周りしてみると昔ながらのこの良さもわかってきました。
歴史的に戦後多くの蔵が三増酒を作る中、一級以上の酒造りを貫き通した灘の男酒。蔵元が4回変わりながらも室町時代から続く日本最古級の剣菱の銘柄。高級なウイスキーのようにここの日本酒はブレンダーの技術でヴィンテージの日本酒をブレンドし味に深みを持たせて一定の味を保っている。酒は注いだ瞬間から香りたち、口当たりは流行りのフルーティな甘みとは一線を画し、まるで黒糖の様な豊潤な甘みと濃い米の旨みが広がる。そして後味は計算されたかようなキレのある酸味で締めてくれる。ぬる燗も良いけど、冷やで呑むのがオススメ。流行を追わず変わらない、そして支持され続けている剣菱、それがカッコイイ。呑むたびに新しい旨さの発見がある感じ。大きな蔵だけど職人たちによる昔ながらの酒造りのこだわりが詰まっていると思う。質実剛健、大好きな日本酒。 #note872021年5月26日
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