千代鶴 純米 1.8
製造 2023年5月 開栓 6月16日
もっとも飲み比べに向かない酒かな。
これは語れない、いや語らせない。
開栓音なし、寄ってらっしゃいの香りなし。
果実香、苦味、辛味等々無理すれば探れるが、そんなもん意味がないようにさえ思えてきます。
旨い酒のキーワードは揃っているんです。
綺麗、スムーズ、キレ、旨味‥‥
それらが富山湾くらい深いところで調和しているが、決して水面には出てこない。
我がテイスティングノートには「ボヤッとしている」とさえ表記したが寧ろそれがいい。
とことん脇役に徹する潔さ。
「日々の食事に寄り添う」とはこういうことか。
一升瓶をほぼ半月お付き合い。
その間まったく飽きることなし。
お燗にすると、もう黒子です。
「ホタルイカのまち」滑川。
なるほど、最高の組み合わせ!
高岡の特約店にて 3,124円