日本画の巨匠として知られる横山大観氏も愛飲していたとされる「富士大観」。もともと「大観」という銘柄で親しまれていたが、創業150周年を機に「富士大観」に一新された。横山大観氏の作品は富士山をモチーフにしたものが多く、富士山は日本一という縁起のよさから名づけられたそうだ。1869年に初代 森嶋道正氏によって創業した森島酒造。稲作が豊富で阿武隈山地からの伏流水が流れ込む茨城県日立市に蔵をかまえ、150年以上の歴史をもつ老舗の酒蔵だ。森島酒造の酒造りをリードするのは、蔵元杜氏の6代目・正一郎氏。31歳の若さで茨城県出身者として初の南部杜氏試験に合格し、2019年には常陸杜氏としても認定された実力者だ。「富士大観 純米大吟醸」は様々なコンクールで毎年受賞しており、国内外で高く評価されるお酒。フレッシュかつ華やかな吟醸香と米の旨みが感じられるきれいな味わいで、日本酒初心者でも飲みやすい1本だ。
富士大観のクチコミ・評価
富士大観が購入できる通販
富士大観の酒蔵情報
名称 | 森島酒造 |
---|---|
特徴 | 茨城県日立市の北部・川尻。蔵から海まではわずか数十メートルの距離という、国内でも有数の海に近い場所で、波の音や海風を感じる環境に蔵を構える森島酒造(もりしましゅぞう)。阿武隈山地南端の山々からの伏流水が流れ、稲作が盛んであるという立地の良さから、水戸藩の武士だった初代・森嶋道正により1869(明治2)年に創業した。長い歴史の中で、太平洋戦争の戦火による蔵や家屋の焼失、東日本大震災での被災など度重なる被害に見舞われながらも立ち上がってきた歴史を持つ。銘柄「大観」は戦後、復興にも携わっていた四代目が、酒を愛飲してくれており、親交もあったという水戸出身の画家・横山大観を訪ねたことから誕生した銘柄である。ラベルには直筆の文字を使用し、長らく代表銘柄としていた。品評会での金賞受賞など、着実に酒質を洗練させてきていた。2015(平成27)年には杜氏の季節雇用制度を廃止。茨城県初の南部杜氏資格試験に31歳で合格するという快挙を成し遂げた六代目が蔵元杜氏となり、社員での酒づくりを開始。設備改修なども行い、蔵元の姓を由来とした新たなブランド「森嶋」を誕生させる。一石投じる姿勢を忘れずにいたいという想いから、ラベルには実際に震災で崩れ落ちた蔵の石片を使用。どんな困難をも乗り越えていく、森島酒造の不屈の精神のシンボルとして大切にされている。 |
酒蔵 イラスト |
(加藤忠一氏描画) |
銘柄 | 大観 森嶋 富士大観 |
HP | 酒蔵ホームページはこちら |
所在地 | 茨城県日立市川尻町1丁目17−7 |
地図 |
|